オーストラリアの資産家、クライブ・パーマー氏は4月30日、100年前に初航海の途中で沈没したタイタニック号を復元する「タイタニック2号」の建設を、中国の造船会社に発注する意向を明らかにした。中国新聞社が報じた。

 タイタニック号は1912年4月14日深夜、英国から米ニューヨークに向かう初航海の途中で、氷山に衝突したことが原因で、翌15日未明にかけて沈没した。

 タイタニック2号は全長270メートル、高さ53メートルのタイタニック号を復元するが、ディーゼルエンジンを装備し、水面下部分では当時なかった造波抵抗低減のための球状船首を採用するなどで、機動力を増す。

 パーマー氏によると、同氏が保有する船会社が中国の長航重工金陵造船所と覚書を交わした。「タイタニック2号」は2016年に、英国から北米を目指す初航海を行う計画だ。建造費についての最終予算はまだだが、30億−60億米ドル(約2396億−4792億日本円)との見方がある。

 パーマー氏に「タイタニック2号は、沈まないのか」との質問が寄せられた。パーマー氏は、「現代的な各種の技術を採用しており、かつての(タイタニック号の)ような事故は起こりえない」と説明。一方で、「新しい船に何がおこるか、分かる者はいないさ」などと答えた。(編集担当:如月隼人)