川上憲伸氏が激白 落合監督と交わした生々しいやりとり「ラミレスいつになったら抑えるんだ」
BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(月曜後9・00)が8日に放送され、中日時代にチームメートだった川上憲伸氏(50)と小田幸平氏(49)がゲスト出演。川上氏が現役時代に中日監督だった落合博満氏(72)との生々しいやりとりを明かした。
この日はお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右(57)とフリーアナウンサーの上重聡(46)がダブルMCを務め、番組レギュラーの川上氏とともに1学年後輩の小田氏が登場して、こちらは初出演となった。
そのなかで「一言deどんな人?」のコーナーだった。岡田から半ば強制的に「落合博満」と書かれたカードを引かされた川上氏は「無口」とコメント。「しゃべってもそんなに長くない。一言です。その一言が、それだけで1時間講演できるぐらい、内容が」と感銘を受ける一言が多かったと明かした。
今でも脳裏に刻まれた思い出がある。当時ヤクルトでプレーしていたアレックス・ラミレスを大の苦手としていた川上。ある時、翌日に神宮での先発を控えて宿舎で夕食をとったあと、奥のほうにいた落合監督に「こっち来〜い」と手招きされ、席まで呼ばれた。
そして、「お前、明日の試合でプランなんかあるのか」と聞かれたため「いや、特に…。(捕手の)谷繁(元信)さんに基本、任せてますんで」と答えたところ「だからダメなんだよ」と言われたのだという。
「ピッチャーは自分で考えろ。シゲだって迷ってんだよ」と落合監督。「明日は3点勝負かな…」と言ったところ「そんなことどうでもいいんだよ。それより、お前、ラミレスいつになったら抑えるんだ」と耳の痛い質問が繰り出された。
「何投げても打たれます」と正直に口にしてみると、落合監督は「あいつ頭いいから。全部配球読んでる。でも、どんないい打者でも打てない変化球だったり、打てないコースはある。分かってんのか?」とピシャリ。
「分かんないです」とこれまた正直に答えると、「じゃあ、俺が教えてやるよ。お前のスローカーブ一番打ってねーんだよ。ああいうタイプはお前のスローカーブ打てねぇ。明日ラミレスと勝負する時、全部スローカーブでいったれ。打たれるまで投げろ。ストレートはボール球投げろ」。そう言われたという。
だが、その落合監督の指示を先輩の谷繁に言えないまま試合開始を迎えた川上。いざラミレスを打席に迎えたが、初球のサインは外角カットボール。「ま、いっか」と思って初球を投じ、ボール。2球目のサインはシュートでこれもボール。2ボールからスローカーブのサインは通常あり得ない。すると、3球目は外角直球を要求された。
「最も怖いです!」と慌てた川上。これもボールで3ボール。ここでカットボールのサインが出た。「フォアボール」。落合監督から前夜指示された“ラミレスには打たれるまで全部スローカーブ”どころか1球も投げられなかった。
「落合さん、どう思ってんのかなと思ったけど、ベンチで向こう向いてるだけなんで」とベンチに戻っても視線は合わず。「次こそは…」と迎えたラミレスの第2打席では「今度はランナーいたんです。来ました、カーブのサイン。投げました、はい、見逃しました。はいはいはい。なるほどなるほど。こういうことかぁ!と思って」。だが、2球目は内角シュートのサイン。そうじゃないと思いつつプレートを外してみると、今度は外角直球にサインが変わった。
「そういうわけじゃないんだよ…。ランナー気にしてるわけじゃないんだけど…」と心の中で動揺するマウンドの川上。次にようやくカーブのサインが出て投げてみると、ラミレスはワンバウンドを空振り。「こりゃもう1個カーブやな!」と“落合配球”に確信を持った。
だが、谷繁の次のサインはシュート。「詰まりながらタイムリーヒットです…」。
こうなると、落合監督がどう思っているのか非常に気になる。すると、やはり…。「お前、昨日の話、聞いてんのか?」と言われてしまった。
そして、試練?はさらに続く。次の登板は甲子園での阪神戦でラミレスはいなかったが、試合前にマッサージを受けていると落合監督が入ってきて「今日キャッチャーどうする?」と聞いてきた。
ここで察する川上。「谷繁さんが悪者になってんのかな…。監督は僕が谷繁さんに言ってると思ってる。なのに…」。打たれるまではラミレスをカーブ攻め。谷繁には言ってなかったが、落合監督は伝えたのにあの配球?と思ってる…?
谷繁先輩にも申し訳ない…。「他、誰がいますか?」と恐る恐る聞いてみると、落合監督は「小田がいるじゃねーか」。だが、これに川上は「すみません、谷繁さんでお願いします!」と即答した。
これには隣から小田氏が「全然聞いてない、それ!」と猛クレーム。川上氏も「ごめん!」と今さらながらに謝罪して笑わせていた。
