東京で友達は「できてないんです」。そこにはグラビアで活躍する彼女ならではの事情もあって…?

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 昨年グラビアでブレイクを果たし、“グラビア界の大本命”とも呼ばれる女優の福井梨莉華(21)。一度は大学進学を考えるも、演技の仕事をしたいと上京してから約2年。数々の雑誌の表紙を飾り、1st写真集では念願だった海外ロケも実現させた。撮影現場を重ねる中で、表現者としての手応えを感じるようになった彼女のこの1年での変化を聞いた。

【写真15枚】本人は自覚がないと言うけれど…「垢抜けた?」と言われる福井梨莉華 1年半前のインタビュー時からの変化は

――前回のデイリー新潮でのインタビューは2025年1月でした。グラビアの注目株として取り上げさせていただきましたが、いまやトップグラドルといっても過言ではありません。目まぐるしい1年だったんじゃないですか?(別記事「『同級生はどう思っているのかな』女優・福井梨莉華(20)が初水着で感じた“孤独” 急ブレイクと今後の夢を明かす」参照)

福井:そうですね。40以上のグラビアの現場に行きましたし、あっという間に過ぎました。以前は撮影前にどういう撮影か知らされて、自分の中で「今回はこうしよう」と決めて撮影に臨むことが多かったんですけど、最近は撮影現場に行ってからその場で感じたことを落ち着いた状況で出せるようになりました。

東京で友達は「できてないんです」。そこにはグラビアで活躍する彼女ならではの事情もあって…?

――グラビアを重ねたことでの発見などはありましたか?

福井:毎回水着をたくさん着るじゃないですか。各雑誌でほかとは水着が被らないようにするので「世の中にはこんな水着もあるんだ。奥深いな」と思います。モコモコのファーの水着だったり、新年だからか、グラビアで福を呼ぼうと小さいハトがいっぱい散りばめられている水着もありました。

初海外も経験して…

――変わった撮影場所もありそうですね。

福井:牧場で羊と一緒に撮影しました(笑)。いっぱい羊がいる柵の中に入ったんですが、牧羊犬が綺麗に羊を柵の中に集めてくれて、本当に感動しました。

――昨年10月には1st写真集「あいの道しるべ」をリリースしました。昨年の取材では「海外にいつか行きたい」と話してましたが、写真集でその夢がかないましたね。

福井:はい、かないました!インドネシアでの撮影で、向こうの空港に着いた時に蒸し暑かったので「これは体力的にきつくなるかな」と思ったんですけど、楽しく撮影を終えることができました。海外では現地の方と喋るのが楽しくて、いろいろ喋っていました。プライベートでも海外に行きたいなと思ってます。

「垢抜けた」?

――最近は現場で「垢抜けた」と言われるそうですけど、福井さんご自身はどう思っているんですか?

福井:よく言われるんですけど、あまり変化はないと個人的には思っています。ただ表情や顔つきが変わったねとは言われます。一番最初のグラビアと今のグラビアを見返すと顔が違いますね。最初のグラビアは自分でも初々しいのが分かります。

――岐阜から出てきました!という感じがしますよね。

福井:そうです、そうです(笑)。今の自分では作り出せないものがあったなって思います。

――ファンの皆さんも「垢抜けないで」と言っているそうですね。

福井:SNSとか見ると「あんまり急速に垢抜けないで」「大人にならないで」と書かれているのは見ました。私もあまり変わらないままでいたいなと思っています。

――6月で上京して2年がたちました。東京の人になりましたか。

福井:なってないです。なってない(笑)。電車とかもまだ迷いますし。ただ合間時間を上手く活用して一人カラオケに行くようになりました。東京ってたくさんあるじゃないですか。

――好きな歌手とかはいるんですか。

福井:最近はバンドが好きで、マカロニえんぴつさん、Saucy Dogさん、マルシィさんとか。マルシィさんはライブにも行きました。フェスにはまだ行ったことがないので、行ってみたいです。

――東京でホームシックはもうなりませんか。

福井:ホームシックにはならなくなりました。強くなりました。岐阜には帰りたいとは思うんですけれど、お母さんが遊びに来てくれたりするので、それで色々大丈夫です。

グラビアは友達ができにくい説

――こちらで友達もできましたか。

福井:それが、できてないんですよ。でも岐阜の友達は東京に来ているので、その子と会うことが多いですね。ドラマで共演している子もいるんですけれど、なかなか二人でどこかに出かけようとはならないので。難しいですね。

――以前、篠崎愛さんが話していたんですが、グラビアはタレント一人で撮影することが多いので、なかなか友達ができないと言っていました。

福井:いや、そうなんですよ。いろんな人と話して、いろんな価値観を知りたいので、友達自体は増やしたいんですけれど、なかなか苦戦しています。

――昨年、今年と数多くの雑誌の表紙を飾っています。さすがにあれだけの表紙を飾ると、知名度は上がりますか?

福井:ご飯に行ったら、店員さんが声をかけてくださったりします。初めて声をかけていただいたときには事務所の社長さんとイタリアンでパスタの大盛りを食べていて、しかもめっちゃ真剣な顔で話していて、その最後に「福井さんですよね?」と声をかけられたんですよ。店を出てから社長と「めっちゃ真剣な話をしていたから顔がやばかったよね。今度から気をつけよう」と話をしてました(笑)。

「胸がコンプレックス」「同級生にどう見られるか」は克服

――前回の取材では胸の大きさがコンプレックスで、緩めのダボダボの服装をしていると話していましたが、きょう(取材日)は緩めの服装ではないですね。自信がついたんでしょうか。

福井:今もあまりピチッとしたものは着ないんですけど、好んでダボダボの服を着ることは少なくなっているかもしれないです。でも今、言われて気づきました。たしかに自信は少しついたと思います。以前は体型を見られるのが嫌だなっていうのもあったんですが、その辺で少しずつ変わってきてるのかもしれないです。

――以前は自身のグラビア活動について「話したことのない同級生はどう思ってるのかな」とどう見られているのか考える時があると話していました。今はどうですか。

福井:それも気にしなくなりました。「表現者なんだぞ」ってマインドを変えることが最近はできるようになったので。そこを気にしている暇はないと思っています。それに地元の岐阜に帰ると、友達から「表紙見たよ」と言ってくれたり、私のキャッチコピーが「マシュマロボディー」だったことをいい意味でいじってくれたりと、私のグラビアでの活動を応援してくれていて。だから嬉しいですね。

――逆にグラビアで経験を積んだからこその悩みなどはありますか。

福井:最近は撮影を重ねて「前と同じような表現をしちゃったな」とか反省することは多いです。帰り道に「今日はもっとできたじゃん」と思って、悔しくて泣いちゃうこともあります。今回の撮影ではどんなものが自分に求められているのかと考えて、「自分って一体なんだろう」というところまで行き着いちゃったり。

 グラビアのテーマを大事にするようになりました。「今回はこういうテーマでいきます」とオファーが来るので、そのテーマ自体は壊さず、かつ自分の色を出せるようにバランスを考えてやるようにしています。

ジーンときた言葉

――ほかにグラビアで大事にしていることはありますか。

福井:表情です。表情でどれだけの人を惹きつけることができるのかを最近は大事にしていますし、そこをもっと丁寧に、緻密にやっていきたいなと思っています。作った表情とかじゃなくて、瞬間的に撮れた1枚ってあるじゃないですか。そういう写真は惹き付けられるなって思っていて。カメラマンさんとのタイミングもあると思うんですけど、そんなページをもっと作りたいです。

――福井さんは目力ありますから、印象的ですよね。それに目が綺麗で、純粋さが感じられます。

福井:ありがとうございます!

――演技の方はどうですか。

福井:演技は楽しいです。ただ本当に始まったばかりというか、自分の芝居を見つけられていないなと思います。だからこそ迷うことも多くて、オーディションでも爪痕を残そうと変に構えちゃうところがあって、自分の芝居ができなくなったりすることがあるんです。そこは課題だなと思います。ただあるカメラマンさんからは「うまくいかないのは当然だから。今はもっと苦しめ」と言われてジーンと来ました。だから、自分はできるんだと取り繕うのはもうやめて、今は苦しんでいきたいなって思いました。

――東京だと舞台や映画も見やすいですよね。どんな作品を見ていますか。

福井:同じ事務所の子の舞台を見させてもらったり、映画館に一人でいっています。最近ネットフリックスで観た「サマーフィルムにのって」が大好きで。映画監督になりたい女の子が主人公の映画なんですが、青春ものが大好きで。だから高校生役とかしたいですね。あとは前にもお話したかもしれないんですがドクター役であったり、弁護士であったり、セリフが難しい役にも挑戦したいです。

――最後に。福井さんは大学進学ではなく、芸能一本に進路を絞りました。18歳での大きな決断でしたが、今はどう思っていますか。

福井:あの時に今の道を選んでよかったと思っています。

 関連記事「『同級生はどう思っているのかな』女優・福井梨莉華(20)が初水着で感じた“孤独” 急ブレイクと今後の夢を明かす」では、1年半前に上京当時の悩みを率直に語ってくれていた。

福井梨莉華(ふくい・りりか)
グラビアタレント、女優。2005年1月12日生まれ、岐阜県出身。2023年、NHK「高校生日記〜キミとつくる青春〜」で女優デビュー。2024年9月にグラビアデビューを果たすと屈託のない笑顔と圧倒的なプロポーションを武器に、数々の雑誌の表紙・グラビアを席巻。次世代のグラビアクイーンとして大きな注目を集める。演技の分野にも活動の幅を広げており、6月9日にはドラマ10「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」第7話に出演。6月20日には大阪・なんばBAR DiJestで開催される「岡本英郎祭り」in OSAKAにゲスト出演する。6月25、26日にはYouTubeドラマと舞台の連動作品『開幕テンミリオン』の舞台に出演。また岐阜放送「ギフレボ」(毎週金曜日夜21時)にVTRレギュラー出演している。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部