最終日に好スコア続出…難コースが“攻める設定”に一変した舞台裏【リゾートトラストレディス】
【リゾートトラストレディス】最終日
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女子ツアーでは19年ぶりの開催となった今回の舞台。設計したのはロバート・トレンド・ジョーンズ・シニア。広いフェアウエーとアンジュレーションのきつい大きなベントグリーンが特徴だ。このコースはアップダウンもあり、ピンが立っている面までの距離感も難しく、かなり戦略性の高いコース。予選ラウンドの平均スコアは、初日74.225、2日目74.470。予選カットは通算5オーバーだった。
そんな難コースを、通算10アンダーで河本結(27)とのプレーオフへ突入したのは、3年目の吉沢柚月(22)。2ホール目に力尽きたものの、未勝利で今季のQTランク76位の無名選手が大会を大いに盛り上げた。
その舞台裏をツアー関係者がこう語る。
「予選のスコアが悪かったのはピン位置が非常に難しく、風が強かったからです。コースセッティングを担当した塩谷(育代)さんは、『決勝でばかり厳しい位置にピンを切ると、予選落ちする選手は難しさを経験できず、ショットのレベルが上がらない』との意図。今回は予選から、グリーンの尾根近くなど、難しいところにカップを切った。一方、3日目から風が弱くなったこともあるが、特に最終日はスコアを動かすためにティーイングエリアを前方に出した18番パー5のように、バーディーが取りやすいホールをいくつも設定。荒木優奈や小林光希の大会レコードタイの63や、政田(夢乃)の8番のホールインワンを生んだ。68以下で回った選手が19人もいて、4日間で初めて平均スコアがアンダーパーでした」
関係者が続ける。
「パットが課題という吉沢は初日からショットがよかった。最終日はカップをショートすることはほとんどなく、4メートル前後のパットを何度も決めて同組の河本がびっくりしていたが、バーディーが取りやすいセッティングを味方にしたひとりでした。もう一つ言えば、今大会は、河本や荒木、神谷そら、佐久間(朱莉)、尾関(彩美悠)ら4日開幕の全米女子オープンに出場する選手が多数いた。気持ちよく渡米して欲しいこともあり、最終日は好スコアが出るようにしたのかもしれません」
吉沢は「この大会で攻めることの大切さがよくわかった」と言ったが、ひと皮むけたか。
