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 【万thly日記】日本ハムが誇る主砲・万波中正外野手(26)が、日常をコラムでつづる「万thly日記」。第24回は26日に甲子園からスタートする交流戦について。横浜(神奈川)時代に仲間と目指していた“聖地”に初めて足を踏み入れた瞬間や印象に残った記憶を振り返りながら、通算打率・287と好成績を残している交流戦ならではの楽しみなどを語った。

 今年の交流戦は甲子園からスタートします。僕にとっての甲子園…、やっぱり青春ですね。横浜高3年間は甲子園に出て優勝することが目標だったし、みんなが全てを懸けて夏の舞台に立つことを目指していました。

 初めて甲子園のグラウンドに足を踏み入れたときは本当に漫画のようで、ベンチ裏のブルペンで準備してグラウンドに入ると、その時に広がる景色、歓声、お客さんの多さなど、熱気のある神奈川の高校野球で慣れているつもりではいたけど、やっぱり甲子園は甲子園で、テレビの中に自分が入っていくような感覚でした。

 甲子園には3年連続で出場しましたが、1年生(16年夏)の1試合目が一番印象に残っていますね。ベンチ入りさせてもらって、試合には出られなくても先輩たちが甲子園で打ったり、抑えたり躍動されているのを見て「自分も甲子園でこんなふうに試合に出たいな」と思ったのを覚えています。

 バット引きをしたりボールボーイをしたり、ベンチから試合を見たのは1年夏しかなかったし、一番近いところで見ているお客さんのように楽しんでいた記憶が鮮明に残っています。3年の夏は(吉田)輝星たちに負けてベスト16だったけど、思ったより爽やかな終わり方でした。

 3年間、特に最後の1年間は全力を尽くしたので後悔もなかったですし、みんなと甲子園で高校野球を終えることができて良かったなと思いました。満足感がある高校3年間でしたね。

 高校時代とプロになってからの甲子園は別物ですね。ただ、2年に一度、交流戦で行くたびに「甲子園だ」「懐かしいな」という気持ちになります。何がいいかは分からないけど、甲子園の打席から見る景色が好きなんですよ。阪神打線の勢いが増して、球場のボルテージが上がっているときの雰囲気も含めて醍醐味(だいごみ)だと思います。今年は甲子園で輝さん(佐藤輝明)とかを生で見られるのは楽しみです。今の「プロ野球の顔」だと思うし、特に今年は成績も凄いですから。

 毎年、交流戦の期間と自分の調子がいい時期が重なるイメージがあります。セ・リーグはパ・リーグに比べると、テクニックとか配球で抑える投手が多いと思うので、普段とは違うプランで打撃をして、うまく切り替えができているのかもしれません。交流戦で見つけた打撃スタイルはリーグ戦に戻った時に、また違った引き出しになることもあると思います。

 交流戦の戦い方でその後のチームの流れが大きく変わるので、交流戦も優勝したいです。去年ホークスに1・5ゲーム差で負けて優勝を逃し、交流戦の順位がそのままシーズンの順位にもなったので、貯金をたくさんつくれたら大きなアドバンテージになります。個人的にもさらに調子が上がると理想的です。常に「毎カード1本塁打」を目標にしているので、交流戦でも6本塁打を目指します。もちろん打撃だけじゃなく守備も大事にしながら、一生懸命頑張ります。(北海道日本ハムファイターズ外野手)

 ≪交流戦ここまで通算打率・287≫万波は交流戦でここまで好成績を残している。21年から25年で75試合に出場し、通算打率・287をマーク。15本塁打30打点と快音を響かせている。また、甲子園では横浜高(神奈川)時代に3年連続ベンチ入りし、2年夏と3年夏に出場して通算16打数3安打。プロになってからは22、24年の交流戦で24打数6安打を記録している。