阪神ドラ4・早瀬朔 制球安定を支える「やり投げトレ」 始めて2カ月で成果実感「軽く投げても出力が」
【2軍リポート 大物から大物へ若トラ駆ケル】
ドラフト4位・早瀬朔投手(18)の存在感が際立っている。12日の日本海・石川戦(ファーム交流試合)で実戦デビューを果たした。8回から3番手として登板して1イニングを無失点。自身最速タイの151キロも計測した。23日のファーム・リーグ、オリックス戦では先発として3回3安打2奪三振で無失点。杉本、頓宮ら実績のあるスラッガーが並んだ打線を相手に堂々の投球を披露した。
「早川さんがやっているのを見て。自分も取り入れてみようと思いました」
ドジャース・山本も取り入れる「やり投げトレ」が、若虎を大きく成長させた。投球フォーム固めに専念していた3月。2年目の早川が、体を大きく使って「やり投げトレ」を行っている姿を目撃した。そのトレーニング器具を借りて投げてみると、わずか10メートル程度しか飛ばなかった。
「体を正しく、大きく使わないと投げるのは難しいと教えてもらった。小手先じゃなく、下半身の力を上半身に伝える。自分に足りない部分でもあると思ったので」
新たなトレーニングを開始してから約2カ月。現在では45メートルまで距離が伸び、ボールの質にも変化が表れた。入団当初、ブルペンでは力み、バラつきが目立ったが、今では制球が安定し、かつ「軽く投げても出力が出ている」と手応えを口にした。
ドジャース・山本も同じドラフト4位の高卒出身だ。「毎日得るものを探している。一日の中で、何か一つ成長できるように」。大きな可能性を秘める未完の大器が、球界を代表する投手を目指し腕を振る。 (松本 航亮)
◇早瀬 朔(はやせ・さく)2007年(平19)8月30日生まれ、兵庫県丹波市出身の18歳。小2から野球を始め、氷上中では神戸中央リトルシニアでプレー。神村学園(鹿児島)では2年春夏、3年夏に甲子園出場。25年ドラ

