「人の生活圏ではゼロにする強い決意」クマ被害防止へ県が対策会議 鈴木知事「これまでの当たり前の限界を超えてもらわないと対応できない」 秋田
県内では去年を超えるクマの目撃があり、さらに今月5日には今年初めて人への被害も発生していることを受け、県は25日に対策会議を開きました。
今後、人の生活圏での人身被害ゼロに向け、市町村と連携を強化し、実効性のある対策を引き続き進めていくことなどを確認し合いました。
鈴木知事
「この先夏、山にエサがなくなってくるとさらに増加が予想されます」「人の生活圏ではゼロにするという強い決意をもって実効性のある対策をより隅々までしっかりと進めていきたい」
県自然保護課 柏倉誠課長
「(今年)4月、5月ともに昨年を超える目撃件数があって大幅に増加しております」
県のツキノワグマ等情報マップシステム「クマダス」によりますと、今年度、県全体のクマの目撃件数は24日までに985件と、去年の同じ時期と比べると3倍近くに増加しています
会議では、クマの目撃件数の増加について、去年の大量出没のあと人里近くで冬を越したクマが一定程度いた可能性やクマダスの登録者数が去年より大幅に増えていることが要因と報告されました。
今月5日には、由利本荘市東由利で田んぼの見回り中だった48歳の男性がクマに襲われ顔などにけがをしました。
県内でクマによる人への被害は今年初めてでした。
5日以降、県内での人身被害は発生していませんが、例年、夏にかけてクマの目撃が増える傾向にあり、さらなる被害が危惧されています。
鈴木知事は、管理捕獲や電気柵の設置など市町村によって対応のばらつきがあると指摘し、県全体で対策のレベルを上げていくことが重要だという認識を示しました。
鈴木知事
「さまざまな現場の問題あるんでしょうけど、昨年、一昨年までの当たり前の状況でのそれはちょっと無理っていう限界を超えてもらわないとですね、いまの春先でこれだけ出没がクマがしている状況にあると、今まで通りの平時の判断基準では対応できないと。いままでよりも一歩踏み込んでいただかないといけないと思っておりますので、それをしっかりと市町村や各教育委員会や各農家さんやさまざまなみなさんとですね、しっかりと温度感を合わせていきたいなと思っております」
また、子どもへの被害防止については「これまでのやり方では対応できない事態になっている」と述べ、学校の見回りなど市町村と連携を強化していく方針を示しています。
※5月25日午後6時15分のABS news every.でお伝えします