中東情勢の長期化でナフサ不足 菓子メーカーにも影響・広島
中東情勢の影響が長期化するなか、菓子メーカーでも包装資材の値上げやパッケージ変更など対応に追われています。
廿日市市にある和菓子の製造・販売を手がける「やまだ屋」の生産工場です。多いときには、一日10万個のもみじ饅頭を、北は北海道から南は沖縄まで、全国津々浦々に広島を代表する銘菓を届けています。
■客
「(家族が)出産祝いをもらったのでお返しに。チーズクリーム味が大好き。やまだ屋さんのが好き。」
■やまだ屋 相野 智幸 次長
「弊社は季節ものを含めると20種類以上。今の時期だとヨーグルトクリームが入ったもみじ饅頭。自社調べだが、業界初で乳酸菌が入ったもみじ饅頭。ちょっと暑い日向けの商品で、食べ方の提案として冷凍してもおいしい。弊社は味の種類が多いのを売りにしていて、多品種あるのを色々な色で表現している。見たときの華やかさや選ぶときのワクワク感とか。」
Q.色で味を想像させる?
「なるべく結びつきやすいよう(味を)色で表現している。」
商品に欠かせないというパッケージの色使いですが、インクの原料「ナフサ」をめぐって、5月、菓子業界に衝撃が走りました。
■カルビー
「中東情勢の緊迫化に伴う原材料の調達不安定化を受け、印刷インクを2色(白黒)に変更します。」
■やまだ屋 相野 智幸 次長
「全部モノクロにするというのは業界でも衝撃。こういうことが起こるのかなと。」
中東情勢の影響は、やまだ屋でも。
■やまだ屋 相野 智幸 次長
「(商品を)買ったときに付ける紙袋やビニール袋で、今かなり値上げのお知らせが来て困惑している。紙袋も印刷が入っているので、塗料の影響が出ていると思う。(包装関連では)高いもので30%の値上げの知らせがきている。こういう状況が長く続いて仕入れ業者から(カラーが困難と)知らせがあれば、白黒の選択肢も取らざるを得ない。本当に心配です。多品種をウリにして(客は)カラフルなのを楽しみにしているので、白一色になると売り上げにも影響出るし、客の楽しみにも影響が出る。」
やまだ屋では、今のところ商品の価格は変えていませんが、企業努力でいつまで持ちこたえられるのか。中東情勢の長期化が馴染みの菓子にも影を落とし始めています。
【2026年5月21日 放送】
