大谷への“投手専念”指令は「誰から出たものなのか」 エ軍時代の論理とズレ「彼は打席に立った方が…」
米ポッドキャスト番組で言及
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、エンゼルスから移籍加入後初めて、開幕から二刀流として投打に活躍を見せている。そんな中、エンゼルス時代の恩師は、現在の大谷の起用法に関して持論を展開している。
米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したのは、エンゼルスで2020年から22年途中まで指揮をとったジョー・マドン氏。メジャーで二刀流に挑戦していた大谷を管理し、サポートした恩師でもある。
当時の大谷とのやり取りに関して「私が彼とどう接していたかというと、春のキャンプで面談をしたんだ。そこで決めたルールは『ルールはない』ということだった。つまり『君自身が私に教えてくれ』と。おそらく私がリトルリーグでやって以来、投げて野手もやるような、両方をこなす選手を持ったことなんてなかったからね。だからこそ、私はあれこれ口出ししたくなかったんだ」と回顧した。
続けて「当時、私たちが決めた唯一の取り決めは、『彼の脚の状態が全てを物語る(脚の状態を基準にする)』ということだった。もし脚に少しでも疲労を感じたら、二刀流はしない。登板する前日の夜には『明日はどうするか』を私に伝える、ということだった」と、大谷の状態を常に共有して、起用法を探っていたことを明かした。
今季大谷は先発登板時に打席に立たず、投球に専念する日を設けたこともある。この起用法に関してマドン氏は、「それが彼自身のアイデアなのか、それともドジャースのアイデアなのか、単純に気にはなるよ。それが今回の件に関する私の全体的な見方だ」とした上で、「彼の性格を知っているからね。彼は『自分が投げる日には、自分も打席に立った方がチームが勝つ確率が高くなる』と信じている。それが彼の論理だったし、非常に的を射た論理だ」と語っている。
続けて「繰り返しになるが、(休むという判断が)誰から出たものなのか気になるね。彼が年齢を重ねるにつれて、休養なども計算に入れるべき要素の一つになったのだろうとは思う。ただそのあたりの内情は私は全く知らない」と、大谷の現在の起用法に対して言及していた。
大谷は6日(日本時間7日)のアストロズ戦の第2打席で安打を放つまで自己ワーストを更新する25打席連続打席無安打を記録するなど、やや打撃面で苦しんでいる。
マドン氏は「私なら、ショウと直接話し合うだろうね。もし彼が少しスランプに陥っていたとしても、私は心配しない。彼は『左中間(への打球)』を取り戻す必要がある。ボールを引っ張り始めると、引っ張ることばかり意識してしまい、外角の球に対して体が開いてしまう。その結果、引っかけたような力のないボテボテのゴロになったりする」と分析した。
それでも最後は「でも、彼はそこから抜け出せるよ。だから私は、こういう状況ではいつも彼の感覚を尊重するようにしていたんだ」と、大谷への信頼を口にしていた。
(THE ANSWER編集部)
