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 ◇セ・リーグ 阪神5―10ヤクルト(2026年4月28日 神宮)

 2回裏の阪神の守り、無死一、二塁から古賀の右中間への飛球が中堅・福島と右翼・森下の間に落ちた。外野は基本はセンターが中心で、あの打球も福島が捕球しないといけなかった。

 打った瞬間、福島は少し膨らんで打球を追った。森下はそれを見て、自分が捕りに行かないといけないと思ったように見えた。そこに福島が突っ込んできたから森下も躊躇(ちゅうちょ)して“お見合い”したような形に。近本ならば直線的に打球を追って捕球していたと思うし、森下も“お任せします”となっていただろう。たとえ声が届かなくても、2人はアイコンタクトができていたはずだ。福島は2度、森下の動きを確認しているが、まずは自分が積極的に取りに向かうべきだった。

 ただ、福島は打つ方で適時打を含む2安打とやり返した。まだまだ走攻守で近本のレベルに近づく必要があるものの、ポテンシャルは感じるし、期待もしたくなる。大量失点につながるプレーになったのは確かだが、むしろ最初に課題が出たとプラスに考えたらいい。森下とはすぐに話し合っていて、反省もできていると思う。1軍の試合でしか経験できないことで、一つ一つ乗り越えていってほしい。(本紙評論家)