日南トマトを使った「トマトだいすき!ミルキー」

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さわやかさとまろやかな甘み両立

 菓子メーカー大手の「不二家」が鳥取県産農産物を使った期間限定の菓子を売り出している。

 日南町特産のトマトが原料のミルキーと、三朝町特産の三朝神倉(かんのくら)大豆を加工したカントリーマアムで、どちらも全国販売。「産地をPRできる」と関係者にも好評だ。(安恒勇気)

 日南トマトを使った「トマトだいすき!ミルキー」(1袋62グラム入り)は3月に発売。同社が鳥取マラソンに協賛していることがきっかけとなり、県産品の紹介を受ける中、野菜と菓子の組み合わせという意外性に着目し、原料に選んだという。

 桃の果実を裏ごししてつくる同社の人気果肉飲料「ネクター」製造で培った加工技術を生かして、トマトを福島県内の自社工場でジャムに加工。トマト風味のキャンディーに閉じ込め、トマトのさわやかな風味とミルキーのまろやかな甘みを両立させた。

 3月中旬には日南町立日南小学校で寄贈式を行い、児童らは袋を手に「トマトが大好きなのですごくおいしい」「ミルキーと日南トマトのコラボは町の自慢になる」などと大騒ぎ。JA鳥取西部日南トマト生産部長の岩田真也さん(42)は「思いを込めて作ったトマトをこんなにおいしい商品にしてもらった。このミルキーをきっかけにして、子どもたちに農業や日南トマトに少しでも関心を持ってもらえたらうれしい」と喜んでいた。

 不二家の担当者は「日南町のトマトはしっかりとした甘み・酸味・香りが特徴。ジャムにしても香りを損ねることなく、優しい甘みのあるおいしさが引き立っている」とPRする。

三朝神倉大豆で「桜きなこ」

 同社は2月には三朝町神倉地区で生産する「三朝神倉大豆」とコラボした「カントリーマアム桜きなこ」(1袋12個入り)を全国発売。昨年に三朝神倉大豆を使った「カントリーマアム黒蜜きなこ」が好評だったため、今年もJA鳥取中央から大豆を買い付け、第2弾を企画、製造した。三朝神倉大豆のきなこと神奈川県産桜花エキスを生地に練り込んだ、豊かな香りを堪能できる。

 JA鳥取中央の担当者は「一般の大豆よりたんぱく質やイソフラボンなどが多く含まれることに注目してもらった。今後も人気のお菓子に使ってもらえれば励みになる」と期待する。