逢沢:今思えばですけど、いい思い出……かもしれませんね。メンタルはめちゃくちゃ鍛えられましたし、こんな経験はしようと思ってもできませんから。本当に「今思えば」ですけど(笑)。

◆保育士になっても捨てきれなかった夢

――アイドル卒業後は?

逢沢:専門学校に通って、保育士の資格を取りました。もともと、アイドル以外に保育士にもなりたかったので。それで2年間、実際に働いたんですけど……。

――その後、セクシー女優デビューを決めたと。その理由をお聞きしたいんですが。

逢沢:子どもは大好きですし、保育士のお仕事自体は好きだったんです。やりがいもありましたし。

でも、朝から晩まで働いて、家にも仕事を持ち帰って、ずっと仕事のことを考えて……と、大変なわりにお給料が安すぎて。

ひとり暮らしするのも厳しくて、この生活がいつまで続くのかと考えたら、精神的にキツくなってしまったんです。

――保育士さんはお給料が安い、とは聞きますね。

逢沢:あとは、アイドルを始めたのが早かったのであまり意識していなかったんですけど、よく考えたら「私、まだ若いな」って思って。

引退したときは「アイドルに未練はない」と言っていましたが、でもやっぱり「スキャンダルがなければ続けていたかった」って気持ちもあったんです。

そんなときに「復帰しない?」と声をかけられて。

――復帰を決めた、と。でもアイドルではなく、セクシー女優を選んだのはなぜですか?

逢沢:一度スキャンダルを起こしているので、もうアイドルは難しいって断ったんです。そうしたら「セクシー女優の道もある」って。

そのときは「いやいや、ありえないです!」と断りました。絶対にやらないって決めていましたし、家族にも「セクシー女優だけはやるな」と言われていたので。

◆母親を説得してセクシー女優デビュー

――そこまで「やらない」と決めていたのに、デビューを決意した理由は?

逢沢:やっぱり人前に出ることに未練があって、アダルト業界についても調べてみたんです。そうしたら少しずつ興味がわいてきて「やってみよう」という気持ちが固まりました。

それで、まずはお母さんを説得したんです。誰か味方になってくれる人がほしくて。でも「絶対ダメ!」って反対されました。

――まあ、反対するのは当然と言えば当然ですよね。

逢沢:でも、私の決意やどういう思いで始めるか、を一生懸命伝えて説得したら「そこまで言うなら」って了承してくれました。今では一番応援してくれる存在になっています。

――お母さんはOKしてくれたとして、お父さんはどうなんですか?

逢沢:お父さんには内緒で始めました。でも今はもうお父さんも知っていて……すごく怒っていますね。お母さんに「今すぐ辞めさせろ!」って言っているらしいです。お母さんは完全に私の味方なので「はいはい」ってスルーしているみたいですけど。

――あれ、もしかしてバレてからお父さんと直接話していないんですか?

逢沢:実はそうなんです。お父さんから直接怒られたわけでもないのに、自分から話に行くのも変だよなって思って。とりあえず、様子見かなって感じになっちゃってます。

すぐに理解してもらうのも難しいですし、いつかわかってくれればいいかな、と。

◆露出が多い衣装が嫌だったアイドル時代と今

――セクシー女優としての活動はいかがですか?

逢沢:「有名になりたい」という、漠然とした気持ちがスタートでしたが、さまざまな作品に出演するようになって、その面白さにすっかり夢中になりました。だから今は、楽しく毎日充実した活動ができています。

――それはなによりですね。

逢沢:ただ、同時に自分がイメージしていたより、すごく厳しい世界だな、とも実感しています。人気がなくなれば、すぐに居場所がなくなるし。