中道落選議員70人への「政治活動支援金」めぐりネットで大ブーイング
【永田町番外地】#73
中道の聞くも哀れな金欠物語…藁をもつかむ「1億円クラファン」、本部は間借りで職員も雇えず
中道改革連合が先の衆院選で落選した公認候補に対して月額40万円の「政治活動支援金」を交付するそうだ。
14日開いた落選者とのオンライン説明会によれば、5月に第1次の30人、8月と11月にそれぞれ20人を追加選定する予定だ。支援金の総額は約3億3600万円にも上る。もちろん、原資となるのは政党助成金である。さっそくネット上では「国民の血税でどうして無職不労の元国会議員を養わなければならないのか」との批判の声が湧いている。
それとは別に、若手落選議員のひとりはこんな不満を漏らす。
「問題は180人いる落選議員の選別基準ですよ。執行部は支援金をもらえる70人を惜敗率や選挙区事情、活動状況などを踏まえて決めるって言うけど、それならベテラン有利じゃないですか。しかも、公明との合併を主導した旧立憲執行部の安住(淳幹事長)や本庄(知史政調会長)、馬淵(澄夫選対委員長)らA級戦犯にもカネを渡すんですか? ふざけるなと言いたいですよ」
■旧立憲執行部への若手の怒り、収まらず
確かに立憲民主の公認を得てやる気満々に選挙準備を進めていた若手たちからすれば、寝耳に水の「中道」結成。それを主導して惨敗を招いた旧執行部への怒りはいまだ収まっていないのだ。
ネット上でとことん嫌われている岡田克也・元立憲幹事長がオールドメディアのインタビューで「誤算はあったが政権交代をめざすためには正しい選択だった」と言い張り、反省もなく次期衆院選への出馬を明言していることにも若手たちはカチンときているという。
それだけ若手落選議員が経済的に追い詰められている証しでもある。そのひとりで、将来を嘱望されていた元朝日新聞記者の山岸一生氏(東京9区・当選2回)はネット上で「何万円、何十万円を支援してくださる方がいたらいいなあ」と資金難に苦しむ胸の内を明かし、“月額ワンコイン.500円”の支援を求めている。
「旧立憲の幹部たちは、惨敗を前向きにとらえるならオールド野党からの脱却をめざすべきで、本来、こうした若手議員を支援して世代交代を進めるしかない」(全国紙デスク)
現執行部は14日の議員懇談会で、抵抗野党から政策提案重視の「建設野党」への変身を図るとして、将来の党名変更にまで踏み込んだ衆院選総括素案を明らかにした。
ならば、ベテラン落選議員を排除するくらいの方針も打ち出さないと、この内紛と分断は当分収まりそうにない。(特命記者X)
