WTIの受け渡し場所となっている米オクラホマ州クッシングの貯蔵施設=ロイター

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 【ニューヨーク=木瀬武】17日のニューヨーク市場は、中東情勢の緊張緩和への期待から原油安・株高が進んだ。

 原油先物市場では、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の5月渡し価格の終値が、前日比11・5%安の1バレル=83・85ドルまで下落した。3月10日以来、約1か月ぶりの安値水準となる。

 イランが事実上封鎖してきたホルムズ海峡を巡り、停戦期間中は開放するとの情報が伝わり、市場で原油の安定供給につながるとの見方が広がった。取引時間中には一時、80ドル台まで急落する場面もあった。

 ニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価(30種)がほぼ全面高の展開となり、終値は868・71ドル高の4万9447・43ドルとなった。米国とイスラエルがイラン攻撃を始めた2月末前の水準を回復し、上げ幅は一時、1100ドルを超えた。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は、3日連続で最高値を更新し、365・78ポイント高の2万4468・48だった。終値での値上がりは13営業日連続で、米メディアによると、1992年以来、34年ぶりになるという。