MicrosoftはWindows 11からCopilotを削除したのではなく単に名前を変更しただけだったと判明して一部ユーザーから不満の声

Microsoftは2026年3月後半頃からWindows 11の一部アプリでAI機能を使うCopilotボタンを削除していました。その理由についてMicrosoftはブログで「AIを最も効果的な場所に巧みかつ集中的に統合するため、一部アプリから削除する」と述べていましたが、AI機能を削除するのではなく単に名前を変更しただけだと報じられています。
Microsoft isn't removing Copilot from Windows 11, it's just renaming it - Neowin

Microsoft starts removing Copilot buttons from Windows 11 apps | The Verge
https://www.theverge.com/news/909640/microsoft-removing-copilot-windows-11-buttons
Windows Insider Programチームのパヴァン・ダヴルリ氏は2026年3月20日のWindowsブログで、2026年3月から4月にかけてWindows Insider Program参加者向けのビルドでプレビュー公開する予定の初期変更点の一部を紹介しました。変更点としては、タスクバーのカスタマイズ機能強化や、Windows Updateをより制御しやすくする機能、より高速で信頼性の高いファイルエクスプローラーのパフォーマンス向上が含まれています。以下は、タスクバーを画面の上下左右に配置しているデスクトップの様子。

さらに、「Windows全体でCopilotがどのように、そしてどこに統合されるかについて、より意図的に取り組んでいく」とした上で、Snipping Toolやメモ帳などのアプリから不要なCopilotボタンを削減していくことを発表しました。Microsoftは「真に便利で、丁寧に作り込まれたエクスペリエンスに重点を置きます」と語りました。
実際に、一部のアプリからCopilotボタンが削除されたことが確認されています。以下はThe Vergeが示したメモ帳アプリのスクリーンショットで、左が変更前、右が変更後。ツールバーにあったCopilotのアイコンが消えています。

The Vergeによると、メモ帳アプリからCopilotアイコンは消えたものの、「AI機能」が「高度な機能」に名称変更された上で、AIを搭載したライティングツールは依然として利用可能になっていたそうです。ただし、標準搭載となっていたCopilot機能は、「高度な機能」の設定からトグルスイッチを操作するだけでオフにすることが可能になりました。
Microsoftはもともと「AIを最も効果的な場所に、巧みかつ集中的に統合する」「不要なCopilotの起動ポイントを削減していく」と表現しており、AIを排除するとはしていませんでした。しかし、テクノロジー系ニュースサイトのNeowinによると、あらゆるツールに搭載されていたCopilotが削除されていくという発表から「不要なAIの押し付けが消えてくれるのでは」と期待していた一部のユーザーから不満の声が上がっており、Neowinのフォーラムなどに「Windows 11からAI統合機能を完全に排除しようとしていると騙されたと感じている」といった苦情が寄せられているそうです。
ソーシャルニュースサイトのHacker Newsでは「メモ帳はシンプルなユーティリティであることを期待してきたのに、なぜオプションのAI機能が必要なのでしょうか。ただ肥大化しているだけとしか感じません」という指摘や、「MicrosoftによるAI機能の配置は、現在の製品開発の優先順位についてすべてを物語っています」と指摘するコメント、「私たちが使うあらゆるソフトウェアには、ユーザーが長年望んできた膨大な数の機能が必ず搭載されています。それにもかかわらず、企業は誰も求めていない粗悪なAIを最優先事項として追加し、ソフトウェアに関するユーザー自身の問題は無視しています。これでは、人々はソフトウェアへの信頼を失ってしまうでしょう」という声などが集まっています。
