NISAで金に投資するメリットを資産運用に活かす、「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」が示した分散投資効果とは?
朝倉氏:このファンドは1年・3年・5年の評価においてトータルリターン、シャープレシオともに安定して上位に位置しております。昨年1年間は金の資産価値は米国株や日本株よりも大きく上昇し、金への投資に対する注目度は非常に高まっていると思います。まずはこのファンドの特徴をお話しいただけますでしょうか。
大島氏:「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」は、日本を含む世界に上場する金連動ETFを通じて実質的に金に投資を行うファンドです。最近のニュースなどでも金価格の上昇を耳にすることが増えてまいりましたが、金はそのもの自体が価値のある実物資産でございます。実物資産であるため信用リスクはなく、金自体の価値がゼロになることがないのも特徴でございます。加えて希少性および換金性が高く、世界中で同等に扱われるため世界共通の資産とも言われています。このような特徴から、よく金はインフレに強く、政治や経済が不安定なタイミングで買われやすい資産と言われております。当ファンドでは実質的に金に投資することで、中長期の値上がりと資産の分散効果を高めることが期待できると考えております。
朝倉氏:世界でインフレが高止まりし、日本も「失われた30年」と言われたデフレ局面から、インフレ局面へと移行しつつあり、日本の投資家の金への注目度もかなり高まってきたと思います。投資家が金に投資する上で、押さえておくべきポイントを教えていただけますでしょうか。
大島氏:はい。金は実物資産であり、株式や債券にはない特徴を持っています。世界共通の資産と言われるように、特定の国や企業が発行しているものではないということもポイントかと思います。実際に伝統的な資産とは値動きも異なります。長期的に世界株式と同様に金価格は上昇してまいりましたが、金自体はリスク回避局面に強く、株式などの主要資産とは異なる価格変動をする傾向にございます。
例えば、2008年のリーマンショックでは世界株式が大きく下落した局面において金価格も一時下落いたしましたけれども、その後持ち直して上昇に転じております。
一方、2025年を振り返りますと、株式が堅調な中でも金価格も堅調に推移いたしました。地政学リスクの台頭により資産を分散することがより意識されたのだと思います。また、最近では各国の中央銀行が金を買い支える存在であり、不安定な市場環境が増す中では金の相対的な魅力が高まったと言えるのではないでしょうか。
