朝倉氏:おっしゃる通り、金には多くの魅力があり分散効果も期待できますね。一方で、投資家が注意しておくべきポイントはございますか?

大島氏:金には値動きが大きい局面があることには注意が必要です。2026年2月の初めには1日で10%超下落するようなこともございました。これまで順調に推移してきたことの反動でもあり、急激な調整が発生する可能性には注意が必要です。

朝倉氏:確かに1日で大きく下落しましたが、その後は持ち直しており、改めて金の強さが感じられますね。金に投資をする上では現物の金を買う人もいらっしゃいますし、いろんな投資の仕方がありますけど、このファンドを通じて金に投資をするメリットを教えていただけますか?

大島氏:長期の資産形成にあたり分散の観点から、株式への投資に加えて金を組み合わせることで大きな下落を回避することができると考えています。これだけ金自体が話題になっておりますので、金の現物への投資をご検討されている方もいらっしゃるかと思います。そのような方にも是非、投資信託を通じて実質的に金に投資する当ファンドの活用を検討していただきたいと考えております。当ファンドはNISAの成長投資枠を活用できるファンドです。その利益は非課税となりますし、現物で金に投資する場合は、個人ごとに税率は異なるものの、総合課税の対象となります。(※税制は2026年4月時点、将来変更される可能性がある)

 また、金の現物を保管することは大変手間もかかりますし費用もかかります。私といたしましては金への投資を資産全体の一部に組み込んでいただきたいと考えています。それ故、他の資産とのバランスを見極めつつ、機動的に比率を調整できるような持ち方がいいのではないかと考えております。その意味においても、投資信託を活用した金への投資をご提案したいと考えております。

◆NISAで金に投資する方法とメリットは?

朝倉氏:確かに、今おっしゃった投資信託のメリットは大きいですね。現物だと総合課税ですし、保管も結構大変ですよね。ずっと持ち続けるのであれば現物という選択肢もありですが、やはり機動的に分散投資の一環として活用するには投資信託が非常に効率的で有効だと思います。 

 NISAの制度改正によって投資枠が拡大し、今年で3年目を迎えていますが、日本の投資家は米国株への投資比率が比較的高い傾向にあります。全世界株式においても約7割がアメリカ株で構成されているため、やや偏りがあるとも感じられます。こうした中で、NISAを活用するにあたり、このファンドをどのように位置づければよいでしょうか。

大島氏:新NISAが開始されまして、多くの方が投資を始められたと思います。今おっしゃっていただいたように、まずは積立投資を活用して、世界株式やS&P500などのインデックスファンドから投資を始められた方が多いのではないかと思います。資産運用の王道というのはやはり長期・積み立て・分散と言われております。まさしくこれから長期にわたって積み立てを始められた方に、もう一つの王道である「分散」を金で実現することをご提案したいと思います。

 実物資産である金はインフレに強く、政治や経済が不安定な時に買われやすい資産とされています。 皆様がお感じになっている通り物価上昇も続き、さらには世界の動きが目まぐるしく変化し、見通すのが非常に難しいことが増えてまいりました。そのような中で、資産分散の観点から皆様のポートフォリオの中に是非金を取り入れることをご検討いただきたいと思います。今回受賞した「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」に加え、為替ヘッジありのコースもご用意しております。為替に対して円高になることで資産への影響が気になるという方には、是非ヘッジありのコースも選択肢に加えていただければと思います。

朝倉氏:ありがとうございました。まさに金は分散投資における主要な資産クラスの一つとなってきたと思いますので、是非引き続き頑張っていただきたいと思います。