チャレンジ失敗のキム・ヘソンを母国も不安視…軽率な申請で「再びマイナー降格の危機、不穏な空気も」

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キム・ヘソンの必死さは伝わるが…(C)Getty Images

 2連勝中だったドジャースは現地時間4月12日、本拠地で行われたレンジャーズ戦に2-5で敗れた。大谷翔平の先頭打者アーチで先制するも、その後は拙攻が目立ち、2得点にとどまった。投手陣も5失点と投打がかみ合わず、カード3連勝とはならなかった。

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 このゲーム前半、ドジャースの悪い流れを象徴するシーンがあった。3回裏、「9番・遊撃手」で先発出場のキム・ヘソンの第1打席、カウント2-2から低めの変化球を見逃し、ストライクとコールされた直後、ABSチャレンジを申請。しかし、判定はストライクのまま変わらずキム・ヘソンは三振に倒れた。この時、ドジャースはすでに1度目のチャレンジが失敗に終わっており、3回のキム・ヘソンの打席までですべてのチャレンジ権を使い切る結果に。

 その後には走塁ミスなどもあったドジャースだが、試合に敗れた後、早々にチャレンジ権を失うこととなったキム・ヘソンの判断について様々な意見が上がった。韓国の『スポーツ朝鮮』もこの場面について報じるとともに、自国出身のプレーヤーの今後を不安視している。

 同メディアは、キム・ヘソンの判断によりABSチャレンジの機会を失ったことがチームにとって「痛手」だったと主張。その上で、「3回にキムが誤った判断をしたとの批判も噴出している。明らかなストライクコースにもかかわらず、軽率に申請したとの指摘だ。特にこの試合が完敗に終わったことで、批判の矛先がより強まるかもしれない」などと綴っている。

 また、デーブ・ロバーツ監督の試合後の公式会見での様子も伝えており、「この件について問われると、記者が質問を言い終える前に『チャレンジを申請するには決して良い状況ではなかった』と断言した」などとレポート。

 この日のパフォーマンスを受け同メディアは、「ムーキー・ベッツの負傷離脱によりメジャー昇格し、遊撃での先発機会を得ているキムだが、直近3試合では6打数1安打と打撃面でも期待された姿を見せられていない。ベッツが復帰すれば、再びマイナー降格の危機に直面するのではないかという不穏な空気も漂っている」と見通している。

 メジャー定着へ必死のアピールを続けているキム・ヘソンに対し、母国メディアも今後の処遇に懸念を示す。層の厚いドジャースでのポジション争いに生き残るためには、やはり、あらゆる局面で高いレベルでのプレーが求められている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]