社民党・福島瑞穂党首選出会見で党内亀裂 大椿裕子前議員は途中でブチ切れ退出
社民党は6日、党首選の決選投票をへて福島瑞穂党首が選出されたと発表。党首選後の会見では事務局と記者の押し問答で異様な雰囲気を漂わせた。
先月23日に開票された社民党の党首選は、立候補者3氏がいずれも当選に必要とされる過半数の票を獲得できず、決選投票の実施が決まった。上位2人の福島氏と大椿裕子前参院議員による決選投票では、大椿氏が初の再選挙となった社民党党首選をめぐり、(旧Twitter)で不満をあらわにする場面も見られた。
9回目の党首選出となる福島氏は国会内で会見を開催。場内には大椿氏、決選投票に進めなかった副党首のラサール石井参院議員も同席した。記者からは、大椿氏とラサール両氏の発言を求める質問も出たが、党事務局は「今日は福島党首の会見」だとして、2人の発言を遮ったのだ。これに、大椿氏は自席から「もう少し候補者を平等に扱ってほしい」などと発言の機会を訴えたが、結果的に記者会見の途中に怒りをぶちまけ退席した。
報道陣からも疑問の声
これに記者たちも、両氏が同席しているのにもかかわらずなぜ発言できないのか、事務局へ問い詰めた。だが、事務局は頑な姿勢を貫き、会場内には野次が飛び交った。SNS上でも「福島さんって自分中心なんだろうね。国会が優先だとしてもちゃんと党のことは党のことで優先させるべきだと思う」「社民党が福島党首になって以降、党勢の下落は顕著だったと思います」「党首選の決選投票だけに討論会を行うべき。少数政党とはいえ党員や支持者の関心はそれなりに高いものがある」などと物議を醸している。
6日の紙面「日刊スポーツ」(日刊スポーツ新聞社)によれば、「福島氏と大椿氏の間には、今年2月の衆院選の沖縄での候補者選考をめぐる対立がある」とし、「党側は、党を離れて沖縄2区に中道改革連合から出馬した候補者に対抗馬を擁立したが、ともに落選した。大椿氏は沖縄県連内の声を受けて公然と執行部批判を行い、党から謝罪と発言の撤回を求められた」と報じた。
その後、大椿氏は副党首を辞任。今回の党首選に立候補し、福島氏の選出という形で再出発に至ったわけだが、今後に深刻な課題を残した。
低迷する党の再建が課題となる福島氏。任期は2年で、今月28、29両日の党大会で正式に承認される。後味の悪さを残した船出となったが、福島氏は会見で「まい進したい」と連呼し、社民党の再生と躍進を誓った。何はともあれ今後の活躍に期待するしかない。
