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 ◇Prime Video Boxing 15 WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 同級1位フアンフランシスコ・エストラダ《12回戦》同級2位・那須川天心(2026年4月11日 両国国技館)

 プロボクシングWBC世界バンタム級2位の那須川天心(27=帝拳)と同級挑戦者決定で対戦する、元世界2階級制覇王者で同級1位フアンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ、45勝28KO4敗)が6日、都内のジムで練習を公開した。

 貫禄たっぷりの内容だった。動きを確かめるように軽めのシャドーボクシングを行ったエストラダだが、ミット打ちを開始すると徐々にエンジンがかかり、サンドバッグ打ちではワンツーに左ボディー、左右の連打で力強い音を響かせた。バンデージを巻いて6ラウンド精力的に動き、大粒の汗を流しながら「那須川天心という素晴らしいファイターと戦える素晴らしい機会をうれしく思う。若くて将来のある選手。天心も勝ちたいと思うが、私も彼に絶対に勝たなければいけない」と鼻息を荒くした。

 世界再挑戦権獲得に向け、標高が高いメキシコシティで約2カ月の高地合宿を行ってから、地元エルモシージョで約3カ月間のトレーニングを積んだ。サウスポー対策も万全だといい「かなりの数をこなして素晴らしい調整をしてきた。フィジカルコンディションもいい」とうなずく。

 日本のリングに初参戦する軽量級のレジェンド。これまで日本人選手との対戦も噂されてきたが実現しなかった。ただ今回はWBCからの指令もあり“オファー”を快諾。「今回は指令もあったが世界王者に返り咲くチャンスにもなる」と明かした。

 先月31日の公開練習時に“KO宣言”した那須川との試合展開については「今回、天心のホームの日本で戦う。何を意味するかと言うと、はっきりとした形で勝たなければいけない。狙えるのであればもちろんKOを狙いたい。あとは神のみぞ知る。もちろんKOが良いが勝ちにこだわりたい」と明確な勝利での決着を目指す。

 同一戦の勝者は同級王者・井上拓真(30=大橋、21勝5KO2敗)への挑戦権を得る。拓真は5月2日に東京ドームで元世界4階級制覇王者の井岡一翔(37=志成)の挑戦を受けるがエストラダは「経験や戦い方を見ると60%40%で井岡に分があるのかな」と勝敗予想しながら、「挑戦者決定戦なので勝てばチャンピオンの拓真との試合になるであろうと期待している。3階級制覇となれば地元ソノラ州ではフリオ・セサール・チャベスと並ぶ。そこを目指したい」と意気込んでいた。