【宝塚】月組トップ鳳月杏、三国志の猛将呂布を熱演 裏切り人生イメージに“宝塚らしい”新視点
宝塚歌劇団月組トップ鳳月杏が4日、兵庫・宝塚大劇場で主演公演「RYOFU」「水晶宮殿(クリスタルパレス)」の初日を迎えた。
「RYOFU」は作・演出は栗田優香氏。中国并州(へいしゅう)を治める丁原の娘雪蓮を誘惑し、娘婿として并州の地と兵力を手に入れ、天下取りをもくろむ三国志最強の武将呂布奉先と、中国4大美人のひとりである貂蝉(ちょうせん)との因果な愛憎を描く。
呂布は、その勇猛さの裏で丁原、董卓と相次いで主君を殺害、身を寄せた劉備の領地を乗っ取るなど裏切りの人生のイメージがつきまとう。いわば悪役だが、鳳月は「なかなか主演で悪って設定がない。それがうれしかった。久しぶりに悪役ができる」とにっこり。
イメージ通りの場面では「裏切りまくることを楽しみながらやってますし、組のみんなを斬りまくっています(笑い)。楽しいというか、『あ、呂布やってるな』という気がして高揚感みたいなものもあります」といたずらっぽく笑う一方で、「お話の主軸なので、ひたすら悪というより、なぜそうなったかを書いていただいている」
栗田氏の手により“宝塚らしい”ラブストーリーの要素が盛り込まれ、「恋愛、愛というものを呂布が知ったときの生き方というものが一番メインになるかな。権力争いの中でも、燃え上がる恋みたいなことがすごくキーワードかな」と呂布の違った一面を引き出している。
齋藤吉正氏作・演出の「水晶宮殿」では「お衣装がとにかく大きいし、ショーでマントってあまりないですよね。マントにロングブーツみたいな感じのコスチュームをショーですることはないから、そういう意味では初めて。こんなものを着て踊るのは初めてっていうことがたくさんある。皆さまもこういうビジュアルは見たことがないということがあると思うので楽しみにしてください」とゴージャスなファンタジーショーを披露した。
宝塚は5月17日まで、東京宝塚劇場は6月6日〜7月19日。
