6回、戦況を見つめる新庄監督(左はベンチ裏に引き揚げる伊藤)=撮影・中島達哉

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 「ソフトバンク6−5日本ハム」(27日、みずほペイペイドーム)

 日本ハム・新庄監督は笑みを浮かべながら引き揚げてきた。「悔しい!」。第一声で甲高く叫んで笑わせた後「でも、いいゲームでした」とすがすがしく振り返った。壮絶なシーソーゲームの末に逆転負け。3年連続の開幕戦勝利はかなわずとも、王者とがっぷり渡り合った。

 初回にいきなりの先制パンチを浴びせた。無死一塁から清宮幸が右越えに先制2ラン。2死後、万波も左越えソロを運んだ。開幕戦初回のアベック弾。元同僚の上沢の出ばなを痛烈にくじいた。

 清宮幸は右肘関節炎での離脱、万波は不調による2軍調整からともに22日に1軍に合流したばかり。信頼して開幕スタメンに起用した指揮官は「鎌ケ谷の子を全部呼べばよかった」と冗談めかしつつ、水谷も含めた開幕戦の緊張を感じさせないアーチ競演に「みんなすごいね。今の子はすごいです」と感嘆した。

 自身2年連続の開幕弾となった清宮幸は「どんな展開でも諦めずに向かっていけると思う。それだけみんな振れている」とチームの地力に手応え。ソフトバンクの強さを認めたうえで「まだ始まったばかり」と前を向いた。再び激しい優勝争いを予感させる宿敵との初戦を終え「今シーズンはこういう戦いはずっとあると思います。勝ったり負けたりで。明日はこの逆になるように」と雪辱を誓った新庄監督。10年ぶりの頂点へ、王者打倒は必須。達を先発に立てる2戦目で、まずは今季の1勝目をもぎとる。