金沢学院大の大森康弘が幕下付け出しで夏場所デビューへ 筋骨隆々、期待の逸材が追手風部屋入門
日本相撲協会は26日、都内で理事会を開き、昨年全日本選手権準優勝の金沢学院大の大森康弘(22=追手風部屋)と、昨年国民スポーツ大会準優勝の日体大のリ・ビル・クリストファー(22=雷部屋)の幕下最下位格付け出しを承認した。
石川県穴水町出身出身の大森は、同郷の大先輩である北陣親方(元小結・遠藤)の勧誘を受けて追手風部屋に入門。今月18日には金沢学院大で入門会見を行った。昨年の全国学生選手権8強、全日本選手権準優勝の実績によって幕下最下位格付け出し資格を取得しており、この日の理事会で承認された。夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)で初土俵を踏む予定となる。
大森は金沢学院大附属高時代から全国大会で複数回入賞するなど活躍。同学年の落合哲也(現幕内・伯乃富士)や手計太希(現幕内・琴栄峰)らとしのぎを削った。金沢学院大では1年時から全国大会上位の常連となり、3年時の国民スポーツ大会優勝など計4冠を獲得。4年時は5月に左肩脱臼のケガを負った影響で長期離脱しており、復帰戦となった11月の全国学生選手権で8強、全日本選手権で準優勝の実績を残した。身長1メートル85、体重120キロの筋骨隆々の肉体から繰り出す豪快な投げ技や回転の速い突き押しが持ち味。大相撲では細身の部類に入る体型で、すぐに番付を駆け上がれば人気力士になりそうだ。
高校、大学の1学年先輩で追手風部屋でも兄弟子となる西幕下11枚目の可貴(23)は「大学時代は(自分の方が)全然勝てなかった。今どれぐらい差が縮まっているかは分からないけど、一発で追いつかれる可能性もある」と後輩の実力を評価。「入ってくれるのはうれしい。先に(関取に)上がられたくはないけど頑張ってほしい。刺激になる」と話していた。
◇大森 康弘(おおもり・やすひろ)2003年(平15)7月9日生まれ、石川県穴水町出身の22歳。穴水少年相撲教室で小1から相撲を始め、全国大会でも活躍。中学時代は相撲から離れ野球部に所属。金沢学院大附属高で相撲を再開し、2年時に全国高校選手権(元日相撲)3位。3年時に全国高校総体準優勝、全国高校金沢大会準優勝。金沢学院大1年時に西日本学生新人戦優勝。2年時に全国大学選抜宇佐大会2位。3年時に全日本個人体重別選手権軽重量級(115キロ未満)2位、西日本学生体重別125キロ未満級優勝、全国大学選抜十和田大会2位、全国選抜大学実業団刈谷大会2位、全国学生体重別125キロ未満級優勝、国民スポーツ大会優勝。4年時に全国学生選手権8強、全日本選手権2位。身長1メートル85、体重120キロ(昨年11月時点)。
