デコったランドセルで世界へ! Forbes注目の12歳ギャル「ゆなち」が世界を動かす理由
「ゆなち」は現在12歳、小学6年生。それでも経済誌『Forbes JAPAN』が「2026年に注目すべき100人」に選出し、Instagramのフォロワーは36万人超(’26年1月時点)。仕事でパリに飛び、渋谷を歩けば外国人観光客に囲まれる。ランドセルを背負いながら、世界を動かしている。
ゆなちは『KOGYARU(コギャル)』の専属モデルだ。KOGYARUとは、ギャル雑誌『egg』の妹メディアとして’23年4月に発足した小学生ギャルメディア。
かつて1990年代に女子高生を席巻した「コギャル」ブームは記憶にある方も多いだろう。倖田來未(43)や浜崎あゆみ(47)に憧れ、ミニスカートにルーズソックスで渋谷センター街を闊歩したあの文化が、今度は「小学生」を主役にして復活・進化している。
KOGYARUは海外向けの無言語ショート動画を中心にSNSで展開し、発足から約2年でInstagramフォロワー50万人を突破。メンバー内で最多フォロワーを誇るゆなちは、今や現世代ギャル文化の顔だ。
取材当日、ゆなちはトレードマークのピンクと金色のツートンカラーの髪で現れた。ヘアスタイルは「ブレイズ」と呼ばれる毛束を細かく三つ編みにしたスタイルと、「コーンロウ」と呼ばれる地肌に沿って髪を編み込んでいくスタイルを組み合わせたもの。目の周りをぐるりと黒く囲む 「ギャルメイク」に、キラキラのネイル。
傍らにはハローキティや”平成ギャル”モチーフの「日焼けしたハローキティ」、キラキラのステッカーなどでデコったランドセルが。名刺代わりに差し出してくれたのは、ビックリマンチョコのシールのようなキラキラのオリジナルシールだった。
はきはきとした大きな声で挨拶し、取材中も表情豊かにしゃべり続けるこの12歳は、いったい何者なのか。
衝撃! 小3でギャルに覚醒
ゆなちがギャルと出会ったのは、小学校低学年の頃。YouTubeで偶然見た映像が、彼女の人生を変えた。
「eggのYouTubeを見てたら、元小学生ギャルのじゅなちゃんが出てきて、“え、小学生でもギャルになれるの?”ってなった瞬間に、“かわいい、やってみたい”って気持ちが湧き上がってきてなりました」
もともと幼い頃からおしゃれやプリンセスが大好きで、目立つことも大好きだったというゆなち。「ギャルめっちゃいい」と直感した彼女は、すぐに行動に移した。ギャル雑誌やYouTubeのメイク動画を研究し、少しずつメイクに挑戦し、髪を染め、ファッションを変えていった。
そして3年生の頃、現在のトレードマークであるギャルメイクに辿り着く。以来3年間、このスタイルはブレていない。
「いろいろギャル雑誌とか見て研究してた時に、黒ギャルが一番目立つし、派手でかわいくて印象に残ったから。強さもあるし、キラキラしてて、”これだ!”ってなりました」
最初にギャルになりたいと告げた時、親の反応は?
「”いいじゃん、やってみよう”みたいな。一緒に自分のことのように応援してくれました。メイクも一緒に練習して」
そんなゆなちの情熱に打たれた両親が、その個性を守るためにサポートを決意。メイクの練習も二人三脚で始め「ゆなち」は誕生した。
取材・文:田幸和歌子
ライター。1973年生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経てフリーランスのライターに。週刊誌・月刊誌等で俳優などのインタビューを手掛けるほか、ドラマに関するコラムを様々な媒体で執筆中。主な著書に、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)など。
