ガウンと角帽の初々しい姿から早7年…佳子さま「ICU卒業時のお言葉どおり」のご公務と輝くスマイル
卒業シーズンだ。
皇族で比較的記憶に新しいのは秋篠宮家の佳子さま(31)の卒業だ。2019年3月に佳子さまは国際基督教大学(以下、ICU)を卒業された。
以後、精力的にご公務に取り組まれ、輝くような「佳子さまスマイル」で出会う人々を魅了し続けておられる。「専攻を決めずに幅広く学べるから」とICUに進まれた佳子さま。ご卒業時の文書どおりの「その後の人生」を紹介する――。
「依頼をいただいた仕事に、一つ一つ丁寧に取り組むというのが基本的な考え方です」
ICUご卒業に際して記者団からの質問に対し、佳子さまはこのような文書回答を寄せられた。お言葉どおり、ご公務でさまざまな場所にお出ましになっている。
卒業式に臨まれた佳子さまの黒いガウンと角帽の初々しい姿は記憶に新しいのに、その日からもう7年も経ったのかと月日の早さに驚く。
佳子さまの最大の魅力は、まるで「隣のきれいなお姉さん」のようなたたずまいで国民の間にごく自然に入っていき、笑顔で人々に元気と明るさをもたらすことだろう。
「あくまで夢ですので」
昨年4月には石川県を訪問され、能登半島地震や豪雨により被災した漆芸や陶芸に携わる関係者とお会いになり、震災発生当時とその後の様子をお聞きになった。石川県の伝統工芸の魅力を改めて感じ、関係者の努力と制作に対する思いに感銘を受けられたという。
同年5月には「令和7年度全国都市緑化祭」にご出席されるため、岐阜県を訪問された。可児市の「ぎふワールド・ローズガーデン」で開かれた式典で、佳子さまは次のようなお言葉を述べられている。
「花や緑は、私たちに、うるおいや安らぎをもたらしてくれます。また、地球温暖化の緩和、防災に大切な役割を果たすとともに、多様な生き物を育む場となっています。
このかけがえのない花や緑を、皆さまが慈しみ、守り育てていることは、誠に意義深いことと思います。……このフェアをきっかけに、この地の恵まれた自然の中で、ともに花や緑を守り育てる温かな交流が続いていく姿を思い描いております」
岐阜県では、高校生からオオサンショウウオの保全活動についての説明を聞かれたり、岐阜県産の木で作られたおもちゃで子どもたちとご一緒に遊ばれるなど、身近な触れ合いを楽しまれた。高校生や子どもたちにとって、佳子さまの笑顔はずっと心に残ることだろう。
国民の中に分け入り、励まし続けておられる佳子さま。振り返ればICUのご卒業にあたっての文書回答で「将来の夢は」という質問に対しては、
「将来の夢は、あくまで夢ですので、以前と変わらず自分の中で温めておきたいと思っております」
とお答えになっていた。佳子さまはどんな夢を抱かれているのか。その夢は実現に向かって進んでいると願いたい――。
取材・文:高木香織

