【AFC女子アジアカップ2026】日本女子代表 7−0 フィリピン女子代表(日本時間3月15日/スタジアム・オーストラリア)

【映像】15人混戦で「執念のダイビングヘッド」

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のW杯出場権獲得を大きく手繰り寄せる値千金の一撃だった。エースのFW田中美南が執念のダイビングヘッドで先制点を決め、ようやく生まれた待望の今大会初ゴールにファンも大興奮だった。

 日本時間3月15日、なでしこジャパンはAFC女子アジアカップ2026の準々決勝でフィリピン女子代表と対戦。序盤こそベタ引きだった相手の守備を崩せずにいたが、前半終了間際に2ゴールを奪うと後半にも5ゴールを奪い、終わってみれば7−0と大勝した。準決勝進出を決めると同時に、FIFA女子ワールドカップ2027の出場権を獲得している。

 膠着した試合を動かしたのは、エースの一撃だった。45分、左CKからのクロスを起点に、DF古賀塔子がゴールまで近い距離からシュートを放つ。これは相手GKに阻まれたが、フィリピンのクリアは距離が伸びず、こぼれ球を拾ったなでしこジャパンが波状攻撃を仕掛けた。

 MF清家貴子のシュートは目の前の古賀に当たり、そのこぼれを合わせたFW藤野あおばのシュートも相手DFに当たったうえでGKの頭上へ。フィリピンのGKニーナ・メオジョは目の前で弾道が大きく変わったシュートを処理しきれず、ゴールライン上で弾いたボールが田中の目の前にこぼれた。

 すると背番号11は、相手が寄せてきた中でも身体を投げ出してダイビングヘッド。そのままボールはゴールラインを割り、なでしこジャパンに待望の先制点をもたらした。ゴール前に敵味方で15人もいる中で決めた執念の1点だった。

待望の今大会初ゴールに安堵

 待望の先制点&田中の今大会初ゴールは、SNS上でも話題に。ファンからは「よく入れた」「気合いだ」「気持ちがこもった良いゴール!」「めっちゃ執念のゴールやったなあ」「ねじ込んだなあ、あっぱれ」など称賛の声が寄せられ、さらに「何人おんねんw」「すごいゴチャゴチャしてた」「よくあそこで飛び込んだな」など大混戦だったゴール前に関する投稿も目立った。

 CFの主力として参加した今大会の田中は、ポストプレーやアシストでは貢献していたが、肝心のシュートのフィーリングが悪く、チーム全体で17ゴールを挙げたグループステージ3試合でまさかの無得点。試合後のフラッシュインタビューでは、「今大会はああいうシーンを狙っていたんですけど、やっと決められました」と安堵した。

 この日は1ゴール・1アシストと復活を果たした田中は、韓国代表と激突する日本時間3月18日の準決勝でもキーマンの一人だろう。「W杯出場権は獲得できましたが、自分たちはアジアの頂点を目指していますし、次はまた違った相手で違った戦い方が求められるので、気を引き締めて頑張りたいです」と先を見据えた。

(ABEMA de DAZN/AFC女子アジアカップ2026)