12.3インチの大型ディスプレイも標準装備なのに「実質300万円チョイ」で買えるってマジ!?

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55kWh仕様「B5」はどんなモデル?

 デビューしたばかりの日産「新型リーフ」に、よりリーズナブルな「B5」シリーズが追加されました。

 最廉価グレードは実質300万円台前半から購入可能となり、BEV(バッテリーEV:電気自動車)の導入ハードルを一段と引き下げる存在として注目されています。

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 2026年1月29日に発表された新型リーフのB5シリーズは、駆動用バッテリーの総電力量を55kWhとすることで価格を抑えつつ、実用域で十分な航続距離を確保したモデルです。

 WLTCモードで最大521kmという航続距離は、日常の通勤や買い物はもちろん、週末の中距離移動までカバーできる水準であり、価格と実用性のバランスを重視した仕様という位置づけです。

 B5シリーズは「S」「X」「G」の3グレード構成で、さらに日産モータスポーツ&カスタマイズによるカスタムカー「AUTECH(オーテック)」の設定も用意されています。

 モーター出力や基本骨格、安全性能の大枠は共通で、主な違いは、装備や快適性、内外装の仕立てにあります。

 車両価格(消費税込み、以下同)437万円のエントリーグレード「B5 S」は、価格を抑えながらも、プロパイロットやバックビューモニター、12.3インチインフォテイメントシステム(シンプル版)、ナビ機能などは標準装備されています。

 一方で、タイヤホイールは215/55R18サイズのフルホイールカバー仕様となり、ヒートポンプシステム(省電力暖房)やグローブボックス照明などは省略されます。

 Google搭載の上位版インフォテイメントシステム、インテリジェントルームミラー、前後ドライブレコーダー、ワイヤレス充電器、ETC2.0ユニット、リアセンターアームレストなども非装備となります。

 ただし、基本的な安全装備や先進運転支援機能は備えており、「廉価=必要装備まで削減」という印象は薄い内容です。

 政府補助金(令和6年度補正CEV補助金:129万円)を前提にすれば、実質309万円という300万円台前半のリーズナブルな価格帯も見えてきます。

 自治体によってはさらに購入補助金が出るケースもあり、BEVを初めて導入する層にとっては、極めて現実的な選択肢といえるでしょう。

 中間グレードのB5 Xは473万円で、B5 Sに対して35万円高となりますが、18インチアルミホイールやGoogle搭載の12.3インチインフォテイメントシステム、インテリジェントアラウンドビューモニターを標準装備します。

 内装の質感も向上し、ステアリングヒーターやアンビエントライトも標準で備わります。

 オプションのプロパイロット2.0やヘッドアップディスプレイが選択可能となるのも、B5 X以上で、価格と装備のバランスを重視するユーザーには、このグレードが中心的な存在となりそうです。

 最上位グレードのB5 Gは564万円となります。

 ヘッドアップディスプレイやアダプティブLEDヘッドライトシステム、プロパイロットパーキング、235/45R19サイズのアルミホイールを標準装備します。

 内装には、日産独自の合成皮革新素材「TailorFit(テーラーフィット)」を採用します。

 これは、本革のなかでも上質な仕立てで知られる「ナッパレザー」並みの高触感を特徴としており、近年の日産上級モデルに数多く採用されているものです。

 また、前席パワーシート、ドアミラー連動のパーソナルドライビングポジションメモリー、10スピーカーのBOSEサウンドシステム、回生ブレーキコントロールパドル、センターLEDアクセントランプ、ドアサッシュモール、リモコンオートバックドアなどを揃え、装備内容も大幅に充実させました。

 所有満足度や長距離移動時の快適性を重視する層を意識した仕様です。

 なおAUTECH B5(616万2200円)は、B5 Gをベースに、さまざまな専用の内外装加飾を施し独自のスタイルとしたカスタムカーとなります。

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 2025年10月に先行発売された、78kWhバッテリー搭載のB7シリーズ(B7 X:518万円/B7 G:599万円)の一充電走行距離は、WLTCモードで最大702kmをマークしますが、その分価格は上昇します。

 比較するとB5シリーズは、航続距離よりも価格と合理性を優先した立ち位置といえます。

 走行性能の基本部分は共通としながら、バッテリー容量と装備内容で明確な段階を設けた構成です。

 必要な装備を見極め、使わない機能にはコストをかけない。そうした割り切りを前提にした点が、B5シリーズの特徴といえるでしょう。