第98回アカデミー賞の気になるノミネート作 配信・映画館ですぐに観られる作品は?
3月15日(現地時間)に、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される第98回アカデミー賞授賞式。メイクアップ&ヘアスタイリング賞に、日本映画『国宝』がノミネートされたことでも話題を呼んでいる。
参考:『罪人たち』『ワンバト』『国宝』 第98回アカデミー賞、納得と少しだけ困惑のノミネート
作品賞をはじめとする各部門で、どの映画が受賞するのか気になっている人も多いのではないだろうか。数多いノミネート作品の中から、配信や映画館ですぐに観られる映画をチェックしてみよう(※記事執筆時点の配信・上映の情報に基づきます)。
『ブゴニア』
作品賞、主演女優賞(エマ・ストーン)のほか、脚色賞、作曲賞にノミネートされた『ブゴニア』は、現在上映中。『女王陛下のお気に入り』(2018年)、『Vlihi(原題)』(2022年)、『哀れなるものたち』(2023年)、『憐れみの3章』(2024年)に続く、ヨルゴス・ランティモス監督とストーンの5度目のタッグが話題の、2003年の韓国映画『地球を守れ!』のリメイク。製薬会社のカリスマ経営者を、地球を侵略する宇宙人だと信じる陰謀論者が誘拐して監禁。予想外の展開が面白い、異色のサスペンスダークコメディだ。
『F1/エフワン』
作品賞、編集賞、音響賞、視覚効果賞にノミネートされた『F1/エフワン』は、現在Apple TVなどで配信中。実際のサーキットで繰り広げられる迫力のF1レースシーンは必見。レースに挑むドライバーたちの人間ドラマも見どころ。ブラッド・ピットがF1に復帰する元天才ドライバー役で主演。かつてチームメイトだったF1チームのオーナーから頼まれ復帰した主人公は、自信過剰の若き新人ドライバーを指導しながら、低迷中のチームを立て直していく。共演はハビエル・バルデム、監督はジョセフ・コシンスキー、製作はジェリー・ブラッカイマーら。
『フランケンシュタイン』
作品賞、助演男優賞(ジェイコブ・エロルディ)、脚色賞(ギレルモ・デル・トロ)のほか、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞、音響賞にノミネートされた『フランケンシュタイン』は、Netflixにて現在配信中。デル・トロが監督し、ヴィクター・フランケンシュタイン役でオスカー・アイザックが主演を務める。メアリー・シェリーの古典ゴシック小説を、デル・トロ監督が新たな視点で映画化した。
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
作品賞、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)、監督賞(ジョシュ・サフディ)のほか、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、キャスティング賞にノミネートされた『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は、3月13日より公開。1950年代を舞台に、実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生を基に描くスポーツドラマ。主演のシャラメの熱演に引き込まれる。日本で撮影したシーンも見どころとなっている。共演はグウィネス・パルトロウら。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
作品賞、監督賞(ポール・トーマス・アンダーソン)、主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)、助演男優賞(ベニチオ・デル・トロ、ショーン・ペン)、助演女優賞(テヤナ・テイラー)のほか、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響賞、美術賞、キャスティング賞にノミネートされた『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、現在Prime Videoなどで配信中。元革命家の冴えない主人公が、愛娘を誘拐され、全力で恐ろしい相手に立ち向かう。主演のディカプリオもさることながら、ペンの怪演ぶりが光る。
『センチメンタル・バリュー』
作品賞、監督賞(ヨアキム・トリアー)、主演女優賞(レナーテ・レインスヴェ)、助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)、助演女優賞(エル・ファニング、インガ・イブスドッテル・リッレオース)のほか、脚本賞、国際長編映画賞、編集賞にノミネートされた『センチメンタル・バリュー』は、現在上映中。『わたしは最悪。』のトリアー監督と主演のレインスヴェが贈る、映画監督である父と、俳優として活躍する娘の、愛憎と絆を描く家族ドラマ。
『罪人たち』
アカデミー賞史上最多となる計16部門、作品賞、監督賞(ライアン・クーグラー)、主演男優賞(マイケル・B・ジョーダン)、助演男優賞(デルロイ・リンドー)、助演女優賞(ウンミ・モサク)のほか、脚本賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞、主題歌賞、音響賞、視覚効果賞、キャスティング賞にノミネートされた『罪人たち』は、現在U-NEXTなどで配信中。1930年代のアメリカ南部を舞台にしたスリラー。ジョーダンは一人二役で双子を演じている。深いメッセージが込められた必見作。
『トレイン・ドリームズ』 作品賞、脚色賞、撮影賞、主題歌賞にノミネートされた『トレイン・ドリームズ』は、現在Netflixにて配信中。デニス・ジョンソンの同名小説を映画化。20世紀初頭、激動の時代のアメリカ北西部を舞台に、鉄道を建設するために、森林伐採の仕事に従事する一人の男性の人生を描く。美しい映像をバックに、ジョエル・エドガートンが演じる主人公の愛と喪失が綴られる。共演はフェリシティ・ジョーンズ、ウィリアム・H・メイシー、ケリー・コンドンら。クリント・ベントリーが監督を務めている。
作品賞、監督賞(クロエ・ジャオ)、主演女優賞(ジェシー・バックリー)のほか、脚色賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞、キャスティング賞にノミネートされた『ハムネット』は、授賞式後となるが4月10日より上映される。
そのほか、主演男優賞(イーサン・ホーク)、脚本賞にノミネートされた『ブルームーン』は、3月6日公開。助演女優賞(エイミー・マディガン)にノミネートされた『WEAPONS/ウェポンズ』は、現在Huluなどで配信中。
長編アニメーション賞にノミネートされた『星つなぎのエリオ』は、現在ディズニープラスにて配信中。同じく長編アニメーション賞、そして主題歌賞にノミネートされた『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』も、現在Netflixにて配信中。
同長編アニメーション賞にノミネートされた『ズートピア2』は、現在上映中。同賞にノミネートの『アメリと雨の物語』は、3月20日公開。 また、授賞式後となるが、同賞ノミネートの『ARCO/アルコ』は、4月24日に公開される。
長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『あかるい光の中で』は現在Apple TVなどで配信中。同賞にノミネートされた『パーフェクト・ネイバー 正当防衛法はどこへ向かうのか』は、現在Netflixにて配信中。短編ドキュメンタリー賞ノミネートの『あなたが帰ってこない部屋』も、現在Netflixにて配信されている。
短編実写映画賞にノミネートされた『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』はSAMANSAにて、『歌うたい』はNetflixにて現在配信中となっている。
こうしてリストアップしてみると、かなりの数のノミネート作品をすぐに観られることが分かった。『国宝』も、まだ上映している映画館もある模様。ぜひ当記事を参考に各作品をチェックし、授賞式に備えてみてはいかがだろうか。(文=清水久美子)
