究極のオールラウンダーを目指した「6代目」となる新型「CR-V」

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6代目は「感動」をコンセプトに全面刷新!

 2026年2月26日、ホンダは6代目となる新型「CR-V」を翌27日に発売すると発表しました。

 CR-Vは1995年に登場した都市型SUVです。「Comfortable Runabout Vehicle(=いつでも、どこでも、自由で快適に走り回ることができるクルマ)」を意味し、その名の通り快適性と高い機動性を両立したSUVとして誕生しました。

【画像】超カッコいい! これがホンダ新型「CR-V」の姿です!(30枚以上)

 以来、時代やユーザーのニーズに合わせて進化を続け、グローバルモデルへと成長。都市部での扱いやすさと長距離移動の快適さを両立するという基本価値を守りながら、世界各地で評価を高めてきました。

 2025年8月にはグローバル累計販売台数が1500万台を突破し、ホンダの4輪事業を支える中核モデルの1台となっています。

 現行の6代目モデルは、まず国外で展開がスタートしました。2022年から海外で販売が始まり、その後、日本市場への導入が検討されてきました。

 国内では2024年7月に燃料電池車版「CR-V e:FCEV」がリース専用で導入されたものの、ガソリンエンジンを搭載するモデルは投入されていませんでした。

 そうした状況の中、2025年10月末に開催された「ジャパンモビリティショー2025」で、ガソリンエンジン搭載モデルの国内導入が正式に発表され、大きな注目を集めました。ガソリンエンジンを搭載するCR-Vラインナップとしては約4年ぶりの復活となります。

 そして今回、その6代目CR-Vが日本市場で本格展開されることとなり、快適性・走行性・ユーティリティをさらに磨き上げたモデルとして登場しました。長年培ってきた価値を継承しながら、新たな進化を遂げた1台といえます。

 6代目の開発にあたり、CR-V開発責任者の佐藤英資氏は「新型CR-Vのグランドコンセプトは“感動”です」と明言しています。

 そして「快適性・走行性・ユーティリティ・ドライバビリティを徹底的に磨き上げました」と語り、「スポーティでありながら機能的なデザイン、爽快でありながら安心感のある視界を両立させることを目指しました」と開発の狙いを説明していました。

 単なる性能向上にとどまらず、乗る人の感性に訴える体験価値を重視したモデルであることがうかがえます。

気になる仕様や価格は?

 ボディサイズは全長4700mm×全幅1865mm×全高1690mm、ホイールベースは2700mmと先代から全長は95mm、全幅は10mm、ホイールベースは40mm大きくなり、存在感のあるプロポーションを実現しました。

 エクステリアは歴代モデルのスポーティな骨格を継承しながら、よりSUVらしい力強さを強調しています。

 水平基調のシンプルな造形の中に、洗練と上質さを凝縮しました。縦型リアコンビネーションランプを踏襲しつつ、ランプとナンバープレート位置を上方へ配置することで安定感を高めています。

 ボディカラーはホンダ初となる新色のブレイジングレッド・パールや、CR-V初の新色となるスレートグレー・パール、キャニオンリバーブルー・メタリックのほか、プラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パールの全5色を設定しています。

水平基調な造形と高い実用性を両立したインテリア

 インテリアはシャープで精緻なデザインとし、SUVらしい力強さとスポーティなユーティリティを両立させました。

 インパネやドアガーニッシュは車幅感覚をつかみやすい配置とするほか、ステアリング角度は28度から25度へと変更され、より垂直に近いポジションへと進化し、自然なドライビングポジションを確保。街中でも山道でも安心して運転できる視界を実現しています。

 また、9インチHonda CONNECTディスプレイにはGoogleを搭載し、GoogleアシスタントやGoogleマップ、Google Playに対応します。

 60W USB充電ポートや15Wワイヤレスチャージャーも備え、日常の利便性を高めました。

 また、BOSEプレミアムサウンドシステム、電動パノラミックサンルーフ、内外装にブラックの専用意匠を採用した「RS BLACK EDITION」にはヘッドアップディスプレイなどが装備されます。

 後席足元スペースは先代比16mm拡大し、2列目にはスライド機構を新たに採用しています。

 荷室はフラットで広い開口部を備え、日常使いからレジャーまで高い実用性を発揮します。

 走行性能について、車体性能研究開発責任者の倉嶋洋人氏は「Hondaの“操る楽しさ”とSUVに求められる“安心・快適・走行性能”を高次元で両立する設計思想です」と語っています。

 また「周波数感応型ダンパーを採用し、微小入力から大入力まで最適な減衰力を発揮します」と説明し、「上質でフラットな乗り味を実現しました」と自信を示しました。

 さらにエンジンマウント位置やサイレンサー構造の変更、防音・吸音材や発泡ウレタンフォームの使用箇所の見直しや、ノイズリデューシングホイールの採用などにより、静粛性と操縦安定性を大幅に向上させています。

 パワートレインは2.0リッター直噴アトキンソンサイクルDOHCエンジンに新世代高出力2モーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。

 なかでも注目すべきは、ホンダ初となる「ロックアップLow追加」です。これは、市街地走行や緩加速、登坂といった低中速域でエンジンを活用して走行できるようになっています。

 CR-Vパワーユニット研究開発責任者の村田雅史氏は「低中速域ではロー側のギアでエンジンを直結させ、登坂や緩加速時の燃費改善とレスポンス向上を図っています」と説明し、効率面での進化を強調しました。

 また、リアルタイムAWDの制御も進化しました。コーナリング時の駆動配分を60:40から最大50:50へと後輪寄りに制御することで、安定感とライントレース性を向上させています。

 村田氏は「リアルタイムAWDの電子制御を進化させ、雪上だけでなくオンロードでも走行性能を向上させました」と述べ、幅広い路面状況への対応力を示しました。

 くわえて、「NORMAL」「ECON」「SPORT」「SNOW」「INDIVIDUAL」からなる5つのドライブモードも備え、気持ちやシーンに合わせて走行特性を選択できるのも魅力の1つです。

 安全面では全タイプにHonda SENSINGを標準装備し、RS BLACK EDITIONには国内のHonda SUVとして初めてHonda SENSING 360を搭載します。

 広角化したレーダーとカメラ、コーナーレーダーの追加により、安全支援領域を拡大しています。

 価格(消費税込み)はe:HEV RS(FF)が512万2700円、e:HEV RS(4WD)が539万2200円、e:HEV RS BLACK EDITION(4WD)が577万9400円です。