「東京都公式アプリ」公式サイトより

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 2月2日午後1時、「東京都公式アプリ」(以下、東京アプリ)で、1万1000円相当の「東京ポイント付与」キャンペーンが始まった。給付ポイントは「東京アプリ生活応援事業」の一環。物価高対策や東京アプリの利用促進のため、来年4月1日まで実施される。

(関連:【画像あり】「東京アプリ」のダウンロード手順

 受付開始当初はアクセスが集中し、ポイントの申請方法や交換方法に関する疑問がSNS上で散見された。あらためて東京ポイントを受け取るまでの手順や、ポイントの「お得な交換先」、そしてあまり知られていない東京都民以外でも活用できる「東京アプリの使い道」を紹介する。

◾️「東京アプリ」だけじゃなく「デジタル認証アプリ」のダウンロードも絶対必須

 まず、「東京アプリ」(iOS16以降、Android11以降)をダウンロード(以下、DL)する前に行っておきたいのが、デジタル庁が開発した「デジタル認証アプリ」(iOS16以降、Android11以降)のDLだ。「東京アプリ」の利用登録を行う際、「デジタル認証アプリ」を介してマイナンバーカードを読み取り、本人確認を行う必要があるため、先にDLしておくと手続きがスムーズになる。

  AppStoreかGooglePlayからDLを行い、アプリ内ガイドに従って必要事項やマイナンバーカードの暗証番号を入力後、スマホのカメラでマイナンバーカードを読み取り、アプリの利用登録を完了する。

  なお、マイナンバーカードの暗証番号を忘れた場合、住民票のある区役所窓口で初期化・再設定を行わなければならないため要注意だ。

  ここまで準備が整ったら「東京アプリ」をDLし、「新規登録(初めての方)」をタップ。メールアドレスやパスワードの入力、メールアドレスの認証、電話番号の入力などを経て新規登録が完了する。

◾️ポイント申請は「マイナンバーで本人確認後」に初めてできる

  しかし、「東京ポイント申し込み」の文字はどこにも見当たらない。そう、「申し込みバナー」はこの段階ではどこにも表示されないのだ。

 申し込むためには、まず「東京アプリ」のホーム画面中ほどにある「マイナンバーカードによる本人確認」を済ませる必要がある。ボタンをタップすると、画面に「確認事項」が表示されるため、それぞれチェックを入れ、「手続きを進める」を選択し、「本人確認の流れ」を確認。そうして「マイナンバーカードで本人確認」を押すと、「デジタル認証アプリ」の操作に移る仕組みになっている。

  「デジタル認証アプリ」にログインし、利用者証明の暗証番号、情報提供のための暗証番号を入力後、マイナンバーカードを読み取り、「許可」ボタンを押して「認証を完了し利用中のサービスに戻る」を押すと、東京アプリの画面で「本人確認が完了しました」との表示が。

  画面を一番下までスクロールすると、「東京ポイントを申し込む」という緑色のボタンが出てくる。これを押して、ようやく申し込みが完了するわけだ。

  なお、申し込みが正しく行われたのかを確認すべく、「保有ポイント」欄をタップして「取得予定」のタブを開いても、アクセス集中時などは記載されないケースが多い様子。都のアナウンスでは、「数日から数週間かかる」とされていたが、筆者は2月3日午後11時50分頃に申請をして、実際に付与されたのは4日午前11時54分だった。

 ◾️東京ポイントの交換先、確実さを考えればdポイントが一番手堅い?

  東京ポイントは電子マネーではないため、それ自体で商品やサービスを購入することはできない。ポイントを各企業のポイントに交換、もしくは東京アプリ内のチケットと交換して利用する仕組みになっている。

 2月10日時点で交換可能なのは、以下5社の5サービスだ。

・KDDI「auPAY」・NTTドコモ「dポイント」・メルカリ「メルカリポイント」・SMBCグループ「Vポイント」・楽天「楽天キャッシュ(基本型)」

 まずauPAYは抽選で5000人に2000円相当のPontaポイントが当たるキャンペーンを実施。楽天キャッシュも抽選で555人に5555円を付与するキャンペーンを展開する。

  一方、dポイントは「キャンペーンにエントリーする」と一律10%の増量分のポイントが後日付与される。Vポイントもdポイントと同じ10%増量だが、キャンペーン期間中に「VポイントPay」アプリを利用することなどが条件となっている。

  単純に手続きの手軽さや、確実に10%の増量ポイントをゲットできること、「d払い」などで店舗利用可能であることを考えれば、dポイントが最も手堅いといえる。ただ、それにより手続きする人が集中しているためか、当初、ポイントの交換遅延が確認された。

 ただ、ポイントの用途によってお得さは変わってわってくるだろう。例えば、楽天キャッシュは、楽天証券に口座があれば、そのまま投資積み立てにも使用できる。

  Vポイントは「VポイントPayアプリ」を活用することでVisa加盟店で活用できるため、利用先は幅広い。au PAYも当選者が多いので狙ってみる価値はあるだろう。

 なお、「東京アプリ」公式サイトでは、2月9日付で、PayPay「PayPayポイント」、イオンフィナンシャルサービス「WAON POINT」がポイントの交換先となる候補事業者に決定したと発表。ポイントの交換開始時期については、決まり次第お知らせするとのことなので、PayPayポイント、WAON POINTのヘビーユーザーは急がず、ポイント交換が開始されるまで待ってみてもいいかもしれない。

◾️「東京アプリ」って都民以外も使えるの?

 東京都が公式アナウンスしている通り、あくまでも東京都内で活動している人向けのアプリなので、東京都に住民票がない隣県在住者も利用可能だ。東京アプリは「さまざまな行政手続をオンラインで実施すること」や「東京都内で展開する社会的意義のある活動や参加者に東京ポイントを付与し、その活動を盛り上げること」などを目的に開発された。

 例えば、里親啓発イベント「未来へとつなぐ、もうひとつの家族」に参加すると500ポイントを取得できたり、「つながる!!Tokyoボランティアフェスタ2026『出張!VLNカフェ』」でアンケートに回答したりすると100ポイントが付与されたりする仕組みだ。いずれもポイント付与の対象者は「イベント参加者」や「アンケート回答者」となっており、「都内在住者」に限定していない。

 ここで付与されるポイントも前述の通り、dポイントやauPAYなどに交換可能だ。

 一方、町内会や地区限定の防災訓練などもポイント付与の対象行事になっているものの、そちらは指定空域の居住者が対象となっている。「誰がポイント付与の対象になるか」は東京アプリで随時掲載される各キャンペーンの詳細を確認すると、必ず記載してあるので、チェックしてみるといいかもしれない。

(文=安曇野山葵)