イチロー氏が異論を唱えた高校野球の7回制は「時間の問題」か 現場から反対意見続出も「導入不可避」な理由

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甲子園の7回制については、様々な意見が出ている(C)産経新聞社

 反対意見が続々と、SNS上で表明されています。

「高校野球7回制」を巡る議論です。1月29日には日本高野連の理事会が開催され、昨年12月5日の理事会で報告された「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」の最終報告書について審議を行いました。

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 審議では、都道府県高野連や加盟校、そして社会に対して、7回制への議論が深まった背景や経過について、広く周知していくべきとの意見が出されたとされています。

 高校野球取材歴の長いスポーツライターは、こう解説します。

「ここから読み取れるのは、日本高野連側が、速やかでスムーズな7回制導入を目指しているにもかかわらず、現場からの反対が大きいために苦慮しているということです」

「中でも世論醸成に高い影響力を持つイチロー氏が、『TBS』で放映された「news23」にて、7回制について『それしちゃったらもう、野球じゃないから。9回なんですよ、野球は』などと明らかな反対意見を表明したところ、続々と賛同の声が集まりました。やはり、世間の声を無視して『強行導入』することは避けたい。だからこそ、7回制導入がいかに不可避であるか、丁寧な説明が必要だと考えたのでしょう」

 どんなに反対の声が大きくても、地球温暖化の影響もあって、将来的に酷暑が和らぐことは考えられないのが現状です。

 これを放置することで、高校野球に関わる人の中に重篤な被害者が出てしまっては、元も子もありません。「未来に向けて高校野球を守るための7回制導入」というのが、推し進める側の本音でしょう。

 実際、一部メディアの間では、「7回制導入やむなし」になりつつあるとの話も聞こえてきます。

「スポーツ界では各競技団体が、夏の熱中症対策に追われています。高校野球は影響力が大きい。むしろ、率先して大胆な対策を打ち出さなければならない立場。7回制は米国の高校野球でも採用されるなど『国際基準』でもある。採用は決定的で、あとはいかに理解を求めていくかという、新たなフェーズに入ったとも言える。高校球児や観客、応援団などの健康を最優先とする以上、導入は不可避でしょう」(前述のスポーツライター)

 高校球児や野球ファンを納得させるだけの、丁寧な説明が求められそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]