なきごと、岡田安未が2025年末をもって“卒業” 『COUNTDOWN JAPAN 25/26』が最後のステージに
なきごとの岡田安未(Gt)が、2025年末をもって卒業する。
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公式サイトの発表によると、「2018年から約7年間、沢山の方に支えられながら二人三脚でここまで活動してきましたが、岡田自身がかねてより熟慮を重ねた結果、あらためてギターを弾く意味を見つめ直したいとの申し出があり、事務所と新たに加わったメジャーレーベルを含めたチームはこの申し出を受け入れ、“卒業”という言葉を添えて送り出そう」という決断に至ったという。
また、今後の活動に関してなきごとメンバー、スタッフ一同からは「なきごとは一切足を止めることなく、今以上の活躍をお約束させて頂きます。また、岡田安未の活躍をチーム一同願っております。改めまして、急なご報告となり申し訳ございません。2026年からも大きな発表や新たなツアーを予定しておりますので、更なるご声援を頂けると嬉しいです。」とし、「これからも、なきごとの音楽が、あなたの近くに寄り添い、背中を摩ってあげられるバンドでありますように。」とメッセージを結んでいる。
現体制でのラストライブは、12月30日に出演を予定している『COUNTDOWN JAPAN 25/26』で、なきごとの岡田としての最後のステージとなる。
なきごとオフィシャルSNSから投稿されている動画では、楽曲「憧れとレモンサワー」を使用した、2人の軌跡やこれからの未来に期待を抱かせてくれるような、微笑ましくもなるなきごとらしさが伝わる内容が描かれている。
・岡田安未 コメント
2025年をもちまして、私岡田安未はなきごとから卒業します。急な発表で驚かせてしまい、本当にごめんなさい。なきごとのメンバーとして、私一人では絶対に見られなかった景色がどんどん広がっていくことが嬉しくて、楽しくて、全力で駆け抜けてきましたが、そんな中で少しずつ、少しずつ私が思うギターを弾く理由や意味と距離を感じるようになってきてしまい、チームと相談させていただき私の音楽と向き合うために、なきごとから旅立つことを決めました。
たくさん支えていただいたチーム、ニンゲン’s、関係者の皆さま、先輩友達には、なきごと ギターの岡田として7年間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。この先もなきごとが作る音楽や世界、伝えたいことや大事なものは何一つ変わりません。また、チームやニンゲン's含めた皆んなで今まで大事に作り上げてきたものがなくなるわけでもありません。なきごとのギターとしてたくさんの曲に参加してたくさんのライブをして、なきごとのメンバーとしてバンドマン人生を過ごせて良かったです。
えみりと大喧嘩をしたタイミングで大きな台風が来て、心配が勝り喧嘩どころじゃなくなって仲直りをしたこと上手く言語化出来なくても何が言いたいか分かったこと、逆にぜんっぜん分からなかったこと終電から朝の8時まで1曲も歌わずにカラオケで語り明かして声を枯らしたこと小さき牙をふたりでチームへ剥いたことサポートメンバー達と家族みたいに仲良く卓を囲んでお酒を飲み、お腹が捩れるまで笑ったこと、遠征の車移動が毎回遠足みたいに楽しかったこと愛らしく素晴らしいボーカリストの隣で、屈強な凄腕ミュージシャン達と一緒にギターを鳴らせたこと
全てが大事で大好きな思い出です。大変なことももちろんあったけど、それ以上に本当に楽しかった。チームやなきごとの事や何もかもは今までもこれからも、ずっとずっと大好きです。そう思える経験をさせて貰った私は間違いなく幸せ者で贅沢者です。
この先一緒に思い出を刻めないことは本当に寂しいですが、これからの私はその大好きな思い出を胸に自分の足で立って、愛する音楽と猫と共に生き、卒業という言葉で送り出してくれたなきごとチームに負けじとギターを弾き続けます。
なきごとはこれからも続きます。あなたの隣で寄り添い続けます。来年も凄い楽しいことばかりなので、安心して下さい。私にとって最後となる自主企画でのライブはあえてやらないと、チームで決めました。今回のことはなきごとにとっても私にとっても、ピリオドではなくカンマだからです。
水上えみりがつくる音楽の1ファンとして、なきごとの1ファンとして、1ギタリストとして、共に戦ってきたメンバーとして、この先のなきごとではどんなギターが鳴って、どんな曲を産み出してどんなステージを作ってどんなバンドになっていくのか、本当に楽しみです。
残りわずかですが、なきごとの歴史に強く刻んでもらうべく、私らしい最高のギターを弾くことを誓います。これからもなきごとを、水上えみりを、どうかよろしくお願いします。
(なきごと Gt. 岡田安未)
・水上えみり コメント
まずは、急な発表に戸惑わせてしまい申し訳ないです。
岡田からこの話を聞いたとき、“いつかこういう日も来るかも、のいつかが来た”という気持ちでした。
今年でなきごとは7周年。岡田と出会ってからは8年ほどの付き合いになりました。長く続けていれば、気持ちや考え、環境が変わることだって必然ですし、思ったよりも受け入れられている自分がいたのも事実です。後悔のないようにこの7年間を過ごさせてもらっていたからなのかもしれません。むしろ、人生の3分の1くらいを共にこのバンドに捧げていたこと。言葉の通り、当たり前ではない、有難いことだと思っています。
改めて1番近くで支えてくれてありがとう。そして、いってらっしゃい!
正直、このままなきごとというバンドに幕を下ろしてしまおうか、本気で考えました。自分のためだけにこのバンドを生かし続けてしまったら、自分の性格上、早いうちに限界が来てしまうと思ったからです。
でも、私はなきごとが好きです。そばで支え続けてくれているチームが、沢山の人が関わってくれて出来上がった楽曲たちが、帰ってくることを待ってくれているライブハウスが、応援し続けてくれているニンゲン’sが。とても、大好きです。
ライブで直接伝え続けてきた、「なきごとの音楽が、ライブが、あなたの居場所でありますように」「元気じゃなくていいから、また絶対にライブハウスで会いましょう」その言葉を、約束を、嘘にしたくないです。
だから、私はなきごとを続けることにします。なきごとが築き上げてきたものを嘘にしたくない、全てひっくるめてこのバンドが大好きだから守り続けたい。ただ、それだけです。
これからも変わらずにふたりで決めた夢を、追い続けます。
大丈夫。いつか絶対に叶える。大丈夫。ずっとライブハウスで音を鳴らし続けます。また音の鳴る場所であなたに逢えますように。夢を叶える瞬間をあなたと一緒にいられますように。
(なきごとVo. / Gt. 水上えみり)
(文=リアルサウンド編集部)
