Image: Kyle Barr / Gizmodo US

いろいろ大人の事情もあるらしい。

Apple(アップル)が独自に設計する最新のM5ならびにA19チップは、ほとんどがTSMCによって製造供給されています。

でも、ここにIntel(インテル)がApple向けにCPUの製造を請け負うという構図が加わってくる可能性を、著名アナリストのミンチー・クオ氏が明かしましたよ!

アップルとインテルが再び手を握る?

いまはすっかり昔の話となってしまいましたが、Macには長らくIntel製の「Core iシリーズを」はじめとするx86アーキテクチャのプロセッサーが搭載されてきました。

ところが、2020年にApple独自設計のM1チップを採用するMacBookが登場し、流れが一気に変わってしまいます。M1搭載マシンの爆速性能などが話題ともなり、すっかり「インテル入ってる」なMacは過去のものに。

しかしながら、このほどクオ氏のリークによれば、Intelは「18AP」の先進ノードを採用したチップ製造について、Appleと合意に達した模様。AppleのMシリーズチップのなかでも、エントリークラスのチップ製造を、Intelが請け負うことになるそうです。

いま、このクラスのM4ならびにM5チップは、MacBook AirやiPad Proに搭載されています。詳細は定かではありませんが、2027年半ばにもIntelが製造する同クラスのM7チップを採用する製品群が出そろうのでは? そんな期待が高まっているんだとか。

複雑な事情

Intelに一部のチップ製造を奪われるからといって、TSMCが大きな打撃を受ける、というわけではないみたいです。ほとんどのApple製品向けのチップは、依然としてTSMC製になることに変わりないでしょうから。

ただAppleとしては、トランプ政権が求める米国企業による米国製にこだわる姿勢を、少しでも見せるため、Intelのチップ工場に一部を委ねる路線へ舵を切ったとの見方も示されています。Appleにしてみれば、製造ラインの選択肢をいくつかキープしておくのは悪くないでしょうしね。

当然ながら、Intel製のチップをAppleに供給という流れになっても、これは以前のインテル入ってるなMac再来という意味ではまったくありません。あくまでもAppleが独自設計するM7チップなどを、製造のみIntelが受託する形。

それでも、いま全社で方向転換の渦中にあるIntelにとって、Appleから受注獲得という意義は大きいでしょう。最初は一部チップの製造に過ぎなくても、将来的にドンとIntel製チップのApple製品が生まれる展開だってあり得るわけですから。こうして新時代がやってくることにもなったりして。

Source: @mingchikuo /X.com