知れば知るほどおもしろい!ストーリーも魅力なバーボンウイスキー「ワイルドターキー バーボンハイボール缶」が値下げ&リニューアル!美味しさの秘密を専門家に聞いてみた
すっかりおなじみになったハイボール。選べるウイスキーの種類も増え、その日の気分や食事に合わせて楽しむ方も多いのではないでしょうか。たくさんの選択肢がある中で、「これぞ自分の一本」と呼べるような、特別なハイボールに出会えたら、日々の暮らしはもっと豊かになりますよね。
そんな時、ふと気になったのが「ワイルドターキー」というバーボンウイスキー。名前からして、ちょっと個性的。今回、その知られざる魅力を探るべく、ブランドアンバサダーでありバーテンダーの小川尚人さんにお話を伺いました。

ワイルドターキーは特に「造り手の『生き様』が味に滲み出ている」
まずは、そもそもバーボンとは、という基本から教えていただきます。
「全てのウイスキーはその土地の『地酒』なんです。バーボンの多くはアメリカのケンタッキー州でつくられています。主原料にトウモロコシを使っているので、しっかりとした味わいが特徴なんですよ」と、小川さん。

そして、数あるバーボンの中でも、ワイルドターキーは特に「造り手の『生き様』が味に滲み出ている」のだと言います。
その歴史は、現在のワイルドターキー蒸溜所の前身であるリピー兄弟の蒸溜所が、ケンタッキー州ローレンスバーグに誕生した1869年にまで遡ります。その品質は当時から高く評価され、1893年のシカゴ万国博覧会ではケンタッキー州を代表するバーボンとして出品されたほどでした。
では、「ワイルドターキー」というユニークな名前はどこから来たのでしょうか。「それは1940年のことです」と小川さんは続けます。
「当時の蒸溜所のオーナーが、毎年恒例だった七面鳥の狩猟旅行に、貯蔵庫から選りすぐりの101プルーフ(50.5度)のバーボンを持参しました。それが仲間内で大評判となり、翌年以降も『あの“ワイルドターキー”のバーボンを持ってきてくれ!』とリクエストされるようになったのが、名前の由来なんです」。
そんな偶然から生まれた名前を持つウイスキーの味わいを、現在の形に完成させ、今も守り続けているのが、マスターディスティラーのラッセル親子です。

(左からエディー・ラッセル氏、ブルース・ラッセル氏、手前ジミー・ラッセル氏)
写真手前に映るのは、ジミー・ラッセルさん。なんと90歳を超えても現役という、まさに「生きる伝説」のような方。1954年にこの蒸溜所で働き始め、2024年で勤続70周年を迎えたというから驚きです。その功績から、2000年にはケンタッキー・バーボン殿堂入りを果たしています。
すごいのは、その息子のエディーさん、そして孫のブルースさんも、同じ道を選んで一緒にウイスキーを造っていること。しかし、決して「跡継ぎ」として安易にその地位に就いたわけではありません。二人とも、現場の下積み仕事から始め、ウイスキー造りの全てを学び、実力でその地位を勝ち取っています。エディーさんもまた、父の跡を追い2010年に殿堂入りしました。
彼らが守り続けてきたのは、とてもシンプルで力強い哲学。
「Don’t change a damn things― 正しいことは何ひとつ変えるな」。

「時々、『昔と味が変わった』という声を聞くこともあるそうです」と小川さん。
「ですが、親子はこう言います。『時代が変われば、収穫される穀物も少しずつ変わるかもしれない。でも、その時手に入る、遺伝子組み換えではない最高の素材を使い、最高のウイスキーを造るという我々の“職人魂”は決して変わらない』と。その言葉に、彼らの全てが表れています。」
時代の流れに合わせて味わいを変えたりはしない。自分たちが信じる「本物」の味だけを造り続ける。その実直で、まっすぐな生き様が、ワイルドターキーの骨太な味わいを造っているのだと知り、なんだか胸が熱くなりました。

プロに教わる、感動レベルの「至高のターキーハイボール」体験
そのこだわりの味わいを最大限に楽しむ方法を知りたくなり、小川さんに「至高のターキーハイボール」の作り方を教えていただきます。

まず小川さんは、なぜワイルドターキーがハイボールでこそ輝くのか、その理由から教えてくれました。
「ワイルドターキーは、規定よりも低いアルコール度数で蒸溜することで、瓶詰め時の加水量を最小限に抑えています。つまり、原酒本来の豊かな風味が非常に濃く残っているんです。だからこそ、ソーダを加えることで、閉じ込められていた香りが一気に開き、味わいがより華やかになります」
そして、その味わいを支え、特に味の輪郭を形作るこだわりが、以下の3つだと小川さんは言います。
秘伝のレシピ: 禁酒法時代以前から伝わる、トウモロコシの比率を抑え、スパイシーなライ麦やコクのある大麦麦芽を多く使ったレシピ。
アリゲーター・チャー:樽の内側をワニの皮のように深く焦がすことからその名がついた、最も強い焼き(レベル4)。この樽からは、バニラのように甘く芳醇な香りが生まれる。
長期熟成:ストレート・バーボンと名乗ることができる熟成期間(2年)よりはるかに長い、最低でも6年の熟成がもたらす、まろやかさと深いコク。
いよいよ、実践です。目の前で小川さんがグラスに氷を入れ、作り始めます。氷、ウイスキー、そしてソーダの順番。氷とウイスキーはよくなじませるのがポイント。




そして驚いたのは、使う果物でした。
「一番のポイントは、レモンではなくオレンジの皮を使うことです。レモンのシャープな香りは味を引き締めますが、ワイルドターキーの持つ芳醇で甘い香りには、オレンジのフルーティーな香りが寄り添い、魅力をさらに引き立ててくれるんです」

なるほど、目から鱗です。そして、美味しさの黄金比率。
「ご家庭でおつくりになるのでしたら、ワイルドターキー8年ならウイスキー『1』に対しソーダ『4』。もう少し軽やかなスタンダードなら『1』対『3』がおすすめです。氷を詰めたグラスに、まずウイスキーを注ぎ、次にソーダを氷に当てないようにそっと注ぎ入れ、最後に炭酸が抜けないよう優しく一度だけ混ぜる。この順番と比率が大事です」
「ハイボールもカクテルの一種。混ぜるという行為がとても重要ですが、ご家庭の氷は溶けやすいので、混ぜすぎると水っぽくなってしまうことも。硬めの氷を使い、手早く混ぜることが美味しさの秘訣です」と、プロならではのコツも教えてくれました。

実際に飲んでみると、その違いは歴然でした。
いつものハイボールとは全く違う、華やかな香りが鼻を抜けていきます。ガツンと飲みごたえがあるのに、後味はスッキリ。オレンジの香りが、樽由来のバニラやキャラメルのような甘い風味を優しく包み込みます。ただの「炭酸割り」ではない、一杯の「カクテル」として完成された味わいに、思わず「美味しい…」と声が漏れてしまいました。
手間いらずで本格派。賢い大人のためのハイボール缶
ここまで聞くと、自分でも最高のハイボールを作りたくなります。ですが、正直なところ、仕事で疲れた平日の夜に、毎回この一手間をかけるのは少しハードルが高いかもしれません。
そんな私たちの気持ちを分かってくれているかのような存在が、リニューアルされた「ワイルドターキー バーボンハイボール缶」です。本格的な作り方を知った上で、忙しい毎日の中では、もっと手軽に楽しめる方法を選ぶのも選択肢のひとつですよね。

嬉しいのは、これが決して「妥協」ではないこと。アルコール度数はしっかり8%あり、余計な果汁などを加えず造られています。だからこそ、ボトルの味わいが忠実に再現されているのです。
実際に飲み比べてみましたが、強炭酸で爽快感があり、小川さんがつくったハイボールと比べても遜色がありません。

さらに美味しくできないか気になります。小川さんにおすすめの飲み方を伺うと、「ぜひ、一手間加えてみてください」とのこと。
「キンキンに冷やしたグラスに氷と一緒に入れて飲むだけで、香りの広がりが全く変わります。そこに、先ほどのオレンジピールはもちろん、グレープフルーツやライムを少し搾るだけでも、手軽に味の変化が楽しめますよ」

食事との相性も抜群です。仕事帰りに買った唐揚げや、週末に楽しむグリルチキンのような肉料理ともよく合います。食事をしながらハイボールを作って、となると少し慌ただしいですが、缶なら開けるだけなので、毎日の食卓でも気軽に楽しめますね。アウトドアに持っていくのもよさそう。

そして、最大の魅力は、その手軽さ。
この本格的なハイボール缶が、なんと2025年より手に取りやすい価格に値下げされました。缶ビールやサワーの値上げが続く昨今、値下げは驚きです。リニューアルではパッケージ(缶)が変更されて、ワイルドターキーのアイコンである七面鳥が大きく描かれた印象的なデザインになりました。
さらに、現在、全国のコンビニエンスストアやスーパーマーケットの店頭に並んでいるので、いつでもどこでも買うことができます。
※店舗によって取り扱い商品・在庫状況が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

「いつものハイボール」から一歩踏み出して、自分のスタイルに合う、ちょっと骨太な相棒を見つけてみる。このハイボール缶をきっかけに、さらにリッチ感のある「レアブリード」や、スパイシーな「ライ」といった、ワイルドターキーのより奥深い世界を覗いてみるのも楽しいかもしれません。
◆「ワイルドターキー」詳しくはコチラ
取材・文:塩見なゆ
食を専門に扱うライター。1万軒以上の飲食店を巡り、その魅力をテレビ・雑誌・Webマガジンなどで発信している。「TBS マツコの知らない世界 角打ちSP」「テレビ東京 TVチャンピオン大衆酒場せんべろ女王選手権」など出演。生まれは東京都杉並区。
食を専門に扱うライター。1万軒以上の飲食店を巡り、その魅力をテレビ・雑誌・Webマガジンなどで発信している。「TBS マツコの知らない世界 角打ちSP」「テレビ東京 TVチャンピオン大衆酒場せんべろ女王選手権」など出演。生まれは東京都杉並区。
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