山形放送

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運転士の不足により減便での運行が続いている山形県のフラワー長井線で23日、運転士への就職に興味を持つ人たちを対象にした見学会が開かれました。運転士不足の現状を取材しました。

ハローワーク長井などは23日、フラワー長井線を運行する第三セクター「山形鉄道」の職場見学会を開きました。
運転士のなり手確保が狙いで、県内外から運転士への就職に興味を持つ6人が参加しました。

説明「掘りごたつのようになっている車両の下回りを点検する際にはこちらに入って点検する」

山形鉄道では、ことし2月末までに運転士などあわせて5人が相次いで退職する事態となり、現在、運転士は9人で運行しています。
運行する第三セクターの「山形鉄道」はスタッフの減少によってこれまでのダイヤでは運行できないとして、ことし4月から従来の上下24本から16本に減便しています。通常ダイヤに戻るには運転士の補充が必要となっています。
長井市によりますと、南陽市の赤湯駅と白鷹町の荒砥駅をつなぐフラワー長井線は、乗客のおよそ6割から7割が登下校で利用する生徒たちです。
朝8時前の長井駅では登校のため電車を利用する生徒たちの姿がありました。
沿線に4つある高校の1つ県立長井工業高校の生徒たちからはフラワー長井線が早く通常の本数に戻ってほしいとの声が聞かれました。

「ちょっと不便」
「本数が減ると早く帰れるときにちょうど帰れる便がなくなってきつい」
「電車の本数が減っちゃっているのでちょっと困るかな。元の本数に戻ってほしいという思いはある」

運転士の確保に向けた見学会では参加者が運転の様子などを見ながら長井駅から白鷹町の荒砥駅までの間を乗車しました。参加者からは「いろいろな内容を聞けて大変ためになったので貴重な時間となった。ぜひ応募したいと改めて決意した」といった声が聞かれました。

山形鉄道は今回の取り組みについて「非常にありがたい」としていて、7月末までを期限にハローワークに求人を掲載し運転士確保の取り組みを進めています。定員は3人となっていて、24日現在、応募はまだないということです。

ハローワーク長井 田中 弘幸 統括職業指導官「地域住民の大切な移動手段なので1人でも多くハローワークを通して山形鉄道に採用してもらって人材不足の解消につなげてほしい」

一方、山形鉄道の主要株主の長井市は、地域おこし協力隊員を運転士として活用するとして、現在、運転士を担う協力隊員を募集しています。
期限は6月末までで定員は2人で、運転士の経験が無くても採用後に研修を行い、業務を担当してもらうとしています。市によりますと、件数は明らかにしていないものの24日現在応募があるということです。