ヴィラ・グランディス ウエディングリゾート金沢

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民事再生を断念、破産手続きへ移行していた

 既報、(株)かづ美(資本金3300万円、金沢市中屋2-88-1、代表谷口和弥氏ほか1名)は、3月21日に金沢地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、小堀秀行弁護士(弁護士法人兼六法律事務所、金沢市小将町3-8)が選任されている。財産状況報告集会期日は6月20日午後3時。

 当社は、1986年(昭和61年)創業、87年(昭和62年)7月に法人改組された。当初は貸衣装業を手がけていたが、2004年にガーデンウエディング施設の「ヴィラ・グランディス ウエディングリゾート金沢」を開業したのを皮切りに、2006年には富山市内、2007年には金沢の式場に併設する形で「カーサ・ディ・ジェナ」をオープンし、結婚式場の運営会社として業容を拡大。さらには、中国・上海に現地法人を設立して海外展開も進めていた。施設は、チャペルを併設し庭園を利用する形の郊外型結婚式場。自由度の高いプランニングも評価され、北陸3県においてはトップクラスの業容を誇っていた。2010年に開業した福井市内の式場が通期稼働した2011年6月期には年収入高約25億5700万円を計上していた。

 しかし、その後は婚礼件数の減少に加え、他地域からの競合施設の進出により、収入高は弱含みで推移。2019年6月期の年収入高は約17億8400万円にとどまっていた。この間、収益性が低下して赤字を散発していたうえ、不振に陥っていた中国現地法人の清算に伴い大幅な赤字を計上したこともあり、債務超過に転落していた。

 新型コロナの感染拡大以降は、婚礼行事の中止・延期による影響で収入高が大きく落ち込み、大幅な赤字計上が続いていた。設備投資に伴う借入金の返済が重荷になり、金融機関に返済猶予を要請し、立て直しを図っていたものの、苦しい経営を強いられるなか自主再建を断念し、2024年12月20日に民事再生法の適用を申請。2025年1月17日に再生手続き開始決定を受けていた

 その後、スポンサーの探索を進めていたものの、再生の見通しが立たなくなったことから破産手続きに移行していた。

 負債は債権者約593名に対し約30億円。