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しかし業界では、ファッションブランドによるAI生成画像の使用を普通のものとして受け入れていくことについて懐疑的な見方がされている。一部にとっては、失業が最大の懸念事項だ。AIはファッションの写真や動画の制作をスピードアップさせるのに役立つが、こうした画像を作成するために必要な写真家、モデル、クリエイティブディレクターなどの専門職が追いやられる可能性がある。もうひとつの懸念事項は、人間の創造性の抑制だ。たとえば、ファッションサブスクリプションサービスのスティッチフィックス(Stitch Fix)は買い物客にパーソナライズされたおすすめを提供するにあたって、スタイリストによる新しいクリエイティブディレクションを育てる代わりにAIに大きく依存したのち、収益の低下に苦しんだ。衣料品ブランドのセルキー(Selkie)は昨年のバレンタインデーコレクションで、実際のアーティストにコンテンツの制作を依頼するのではなく、AIアートを使用したことで批判にさらされた。AIが生成した画像には、犬の足の指が異常に多いという明らかな間違いがあったが、これは人間のアーティストなら避けられた間違いだった。そして、さらなる懸念点として挙がっているのが、衣服が実際にはどのように見えるかについて透明性が失われることだ。一部の業界評論家は、ブランドがAI生成画像を使用してeコマースサイトで製品を宣伝した場合、消費者は衣服を実際の物理的な形で見ることができないと批判している。つまり、衣服の素材の品質を確認することや、衣服がどのようにフィットするかを理解することができない。これは、長年にわたり購入するかどうかを決める際の道しるべとして詳細な製品画像や動画に頼ってきたオーディエンスにとって、心配の種になりうる。それにもかかわらず、ブランドはワークフローが効率化されることを期待して、AI生成ファッションコンテンツの実験を続けている。[原文:Research Briefing: Hugo Boss taps into AI for fashion images]Dania Gutierrez(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:島田涼平)Image via Hugo Boss