E・フェルナンデス、英国史上最高額の移籍金でチェルシーへ! ベンフィカが正式発表

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 ベンフィカのアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスがチェルシーへと完全移籍加入することが決まった。2月1日、ベンフィカがクラブ公式HPを通して発表した。

 今冬の移籍市場を賑わせていた“注目銘柄”が、デッドライン・デーにチェルシーへと移籍することとなった。イギリスメディア『BBC』によると、契約期間は2031年夏までの8年半。移籍金は1億2100万ユーロ(1億700万ポンド/約170億円)が支払われたという。これはプレミアリーグ史上最高額の移籍金だ。これまで、マンチェスター・Cがアストン・ヴィラからイングランド代表FWジャック・グリーリッシュを獲得した際の1億ポンド(当時のレートで約152億円)が最高額となっていたが、今冬にイングランドの“最高額”が塗り替えられることとなった。なお、移籍金の25%はE・フェルナンデスの古巣であるリーベル・プレートに支払われることとなっている。

 今冬のチェルシーは“超大型補強”を敢行している。シャフタールからウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク、モナコからフランス代表DFブノワ・バジアシーレを完全移籍で獲得しており、アトレティコ・マドリードからのレンタル移籍でポルトガル代表FWジョアン・フェリックスも加わった。E・フェルナンデスも含めると実に8名の選手が加入。総額3億ユーロを超える移籍金を投じている。

 E・フェルナンデスは2001年1月17日生まれの現在22歳。母国の名門であるリーベル・プレートでプロキャリアをスタートさせた。その後はデフェンサ・イ・フスティシアへのレンタル移籍を経て、リーベルに欠かせない中盤に君臨。2022年夏にベンフィカへと完全移籍で加入した。今シーズンはここまで公式戦29試合のピッチに立って4ゴール7アシストを記録。プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)で首位を走るベンフィカの主力として活躍し、チャンピオンズリーグでも決勝トーナメント進出に大きく貢献していた。

 さらに、2022年9月にアルゼンチン代表デビューを飾ると、FIFAワールドカップカタール2022のメンバーにも選出。本大会ではグループC第1節のサウジアラビア代表戦(●1−2)、第2節のメキシコ代表戦(○2−0)は途中出場となったものの、以降は全試合にスタメン出場。メキシコ代表戦では試合を決定付けるチーム2点目を決めた。中盤の底でアルゼンチン代表を支え、母国36年ぶり3度目の優勝へと導き、自身は大会最優秀若手選手賞に選出されていた。