バルセロナで「1年だけしかプレーしなかった名選手」9名

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数多くの名選手が所属してきたバルセロナ。時代を彩るようようなスターがカンプ・ノウで輝いてきた。

しかしながら、その中にはバルセロナで1年しかプレーできなかった者も…2002年以降のそんな選手たちを『Planet Football』から特集する。

フアン・ロマン・リケルメ

アルゼンチンのレジェンドである稀代の司令塔は、2002年にボカ・ジュニオルスから1000万ポンドの移籍金でバルセロナに加入した。圧倒的なテクニックを生かした繊細なキープ、そして凄まじいパスセンスは、カンプ・ノウで指揮を執っていたルイス・ファン・ハールのサッカーに全く合わなかった。

ファン・ハール自身も彼のことを「政治的な契約」と話し、最終的には42試合で6ゴールという成績に終わった。1年でビジャレアルへとローン移籍し、そこで「イエローサブマリンの王様」として見事な活躍を見せることとなる。

マルク・ファン・ボメル

オランダの「壊し屋の歴史」を継ぐ存在だった闘将ファン・ボメル。2005年にPSVアイントホーフェンをフリーで退団し、フランク・ライカールト監督の誘いでバルセロナへとやってきた。

カンプ・ノウでのプレーはなかなかのもので、36試合に出場した。しかし1年後、バイエルン・ミュンヘンが彼を600万ポンドで獲得したいというオファーを送ってきたことで売却を決断。ファン・ボメルはドイツへと渡り、そこでも素晴らしい成功を収めている。

アレクサンドル・フレブ

アーセナルで見事な活躍を見せたベラルーシ代表のウインガー。切れ味鋭いドリブル突破を持つ華やかな選手であった。バルセロナは2008年に1200万ポンドを投じて彼をカンプ・ノウにつれてきた。

その1シーズンで36試合に出場したものの、フレブはほとんど持ち味を発揮することなく、ゴールもゼロ。スペインに馴染めなかった彼はその後シュトゥットガルト、バーミンガム、ヴォルフスブルクへ貸し出され、2012年にクリリヤ・ソヴェトフ・サマーラへと移籍している。

ドミトロ・チグリンスキー

バルセロナが行ったものの中でも「屈指の奇妙な獲得だった」と考えられているウクライナ代表のセンターバック。2009年のUEFAカップ決勝で優勝を果たした彼を、2500万ポンドもの移籍金で引き入れた。

グアルディオラ監督が求める攻撃力も備えたセンターバックと期待されたが、1年で全く定期的な出場機会を得ることはなく、怪我にも苦しめられ、1年のみで売却された。その額は1500万ポンドほどで、大きな損失を出している。

ズラタン・イブラヒモビッチ

数々のクラブで活躍を見せてきた「ライオン」イブラヒモヴィッチが、唯一と言ってもいい失敗を犯してしまったのがバルセロナへの移籍であろう。2009年にサミュエル・エトーの譲渡+4200万ポンドという異例の条件でインテルから加入した。

結果は出ていたもののイブラヒモヴィッチとグアルディオラの関係はすぐに悪化し、わずか1年でミランへと貸し出されることになり、最終的に2200万ポンドで売却することになった。しかもこの年、サミュエル・エトーを手に入れたインテルはチャンピオンズリーグを制覇している。

パウリーニョ

2017年にバルセロナがパウリーニョを獲得した時、誰もがショックを受けた。彼が所属していたのは中国超級リーグの広州恒大で、しかも移籍金は3600万ポンドという高さであった。

しかしエルネスト・バルベルデ監督の下で彼は非常に有力な選手となり、バルセロナの中盤から9ゴールを決める活躍も。奇妙なことに1年後、彼は買取条項付きのローンで広州恒大へと戻っていった。

マウコン

ボルドーで活躍を見せた若手ブラジル人レフティのマウコン。彼は2018年に3600万ポンドでバルセロナに加入した。しかもその状況は珍しいもので、ローマへの移籍が決まる直前での「横取り」に成功した形だった。大きな反響がある補強であった。

しかしながら結局1年で24試合しかプレーせず、4ゴールに終わる。怪我にも苦しめられたこともあり、1シーズンでゼニト・サンクトペテルブルクへと売却されている。幸運なことに移籍金は獲得時とほとんど変わらなかった。

ジェリー・ミナ

エルネスト・バルベルデ監督はセンターバックを求めていた。バルセロナはそれに応え、2018年1月にバウメイラスからコロンビア人DFジェリー・ミナを獲得した。移籍金は1200万ポンド。

バルセロナにやってきた彼がプレーしたのはわずか6試合。その後2018年ワールドカップで彼が活躍したことにより、エヴァートンが3000万ポンドで彼を買い取った。1年で1800万ポンドの利益を出している。

ミラレム・ピャニッチ

多くの疑問を投げかけた契約の一つ。バルセロナは若き有望なMFアルトゥール・メロをユヴェントスへと放出し、その代わりとして30歳のミラレム・ピャニッチを引き入れた。その価値は6000万ポンドと計算されていたという。

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ピャニッチはこのシーズンで30試合に出場したものの、ほとんどはベンチからのスタートで、影響力はまったくなかった。その後ベシクタシュへと貸し出されており、そのまま売却される可能性が高くなっている。