レアル攻撃陣に欠かせない“カメレオン” 万能FWは前線のどこにだって現れる
やはりレアル・マドリードの攻撃にこの男は欠かせない。現地時間14日に行われたリーグ戦第28節エイバルでそんなことを思った人も多いのではないだろうか。その男とはFWカリム・ベンゼマのことである。
自身の得点こそなかったものの、この試合全てのゴールで起点となったベンゼマ。センターフォワードながら左右どちらにもワイドに開き、チャンスメイカーとして機能した“No.9”は間違いなく勝利の立役者だったと言っていいだろう。
「ベンゼマは一定のエリアにどっかりと居座るタイプのスコアラーではない。言うなれば、カメレオンといったところかな。彼は一連のプレイの中でボールに触れる必要があるんだ。そのスタイルはレアルに来てから形成されていったね。リヨンから加入したばかりの時は、純粋なストライカーだったけれど今は違うんだ」
「メンタルも強靭なものを備えている。ユヴェントスにおけるプラティニや、マンチェスター・ユナイテッドにおけるカントナのようなものを思い出させるよ。ベンゼマは現時点においてフランスで最もパーフェクトなFWだ。ワイドに流れてパスを受け取ることもできるし、かつスコアラーであり、パサーでもある。テクニックも水準以上のものを持っているね」
ピッチ外での問題によりここ数年はフランス代表の一員としてプレイできていなだが、ドメネク氏は実力だけを考えればベンゼマはロシアW杯優勝チームの中でも最高クラスと考えている様子。さすがは名門レアルの前線に何年も君臨している男と言ったところか。
レアルの前線を自由に動き回りチャンスを創出する“カメレオン”。今後もベンゼマは白い巨人にとって必要不可欠な選手として、得点やアシストを量産してくれることだろう。
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