『東京2020オリンピック The Official Video Game』

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◆ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

『東京2020オリンピック The Official Video Game』
PS4、Nintendo Switch/セガゲームス/4990円(+税)/7月24日発売

 2020年東京オリンピックのチケット抽選結果も発表されて、心は早くも新国立競技場という人も多いはず。そんな気持ちをさらに高めてくれるゲーム『東京2020オリンピック The Official Video Game』(セガゲームス)が、7月24日に発売されます(1年後の2020年7月24日はちょうど開会式の日!)。すでにNintendo SwitchとPS4で体験版も配信となっています。

 振り返れば、ファミコン時代からオリンピックを題材にしたゲームはいろいろとありました。懐かしいところでは一世を風靡したコナミの『ハイパーオリンピック』。100m走、走り幅跳び、やり投げなど、記録を伸ばす方法は基本的に連打。私は連打が得意ではなく、相手がゴールしてもまだ走っているという体たらくでしたが、周囲の男子は連打に命を賭けていました。

 手をグーにして拳の皮をすりむきながらのこすり連打はまだマシなほうで、コントローラが削れていく御法度のビー玉連打、「そんなのどこで売ってたの?」と問いただしたくなる鉄定規を使った弾き連打など、およそスポーツマンシップにのっとっているとは言いがたい連打技の数々も炸裂していました。昔は連打数が測定できるハドソンの「シュウォッチ」も流行りましたが、やはり連打に合わせてキャラがグングンとスピードアップするビジュアルがあると燃えますね。

『東京2020オリンピック The Official Video Game』は、100m走や走り幅跳びといった定番の陸上競技から、水泳、野球、サッカー、ビーチバレー、BMXまでオリンピック競技を15種目以上収録。

 操作はボタンを連打したり、左右のスティックを交互に倒したりと、ガチャガチャ押していればゲーム初心者でもなんとかなる、わかりやすいシステム。競技ごとに操作方法もバラエティに富んでいます。

 慣れてくれば、100m走ならゴール手前での「胸張り」、水泳ならターン後にベストタイミングで浮上する「浮上加速」など、ちょっとした「上級操作」も用意され、さらなる記録更新が狙えます。

 ゲームを始めるとまずはアバター作り。髪型、顔の輪郭、しわやほくろも設定でき、体格も「筋肉質」「普通」「どっしり」を選択したうえ、横幅、筋肉量を調整できます。アバターには軽くデフォルメがかかっているものの、グラフィックはリアル指向で臨場感抜群! 新国立競技場や東京アクアティクスセンターなど、まだ公開前の競技場も一足先に再現されています。自分そっくりのキャラがスタジアムで走っているのを見ると、なんだか不思議な気分。ゲーム実況動画も流行りそうです。

 ローカル対戦だけでなく、ネット対戦も搭載。「ランクゲームス」モードでは、実際のオリンピックのようにタイムテーブルに沿って試合が組まれ、ランクを上げて世界の頂点を目指していきます。

 ストイックにプレイしなくても、みんなでワイワイと盛り上がれるのが詰め合わせ系スポーツゲームの良さ。今後、セガゲームスからは、今冬にNintendo Switch向けの『マリオ&ソニック AT 東京オリンピック』、2020年にiOS/Android用アプリ『東京2020 ソニックオリンピック』も予定されています。オリンピックへの助走はこれで万全!

TM IOC/TOKYO2020/USOC 36USC220506. © 2019 IOC. All Rights Reserved.(C)SEGA ※画像はすべて体験版のものです

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン〜なつかしゲーム子ども実験室〜』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイト「ディファレンス エンジン」