新R25が8月にお届けする特集「はじめての転職 サバイバル」。

全4回の記事を通じて、読者が自分自身のキャリアを見つめ直すきっかけや、はじめての転職活動で活用できる実践的なノウハウをお届けします!



第1回では、株式会社スタートトゥデイコミュニケーションデザイン室長の田端信太郎さんに「20代の働き方」についてインタビューしました。

そんな田端さんが上梓した『ブランド人になれ!』(幻冬舎)のなかに、気になる言葉が…。

「フォロワー1000人を超えない人間は終わっている」

会社を超えて個人の名前が売れている「ブランド人」になれば、転職はもっと有利になるはず。でも、「ブランド人」の必須条件(?)である、ツイッターのフォロワーはどうやったら増えるのでしょうか

田端さんと同書の担当編集者である箕輪厚介さんの「ブランド人」コンビに、“終わっている”新R25編集部員のツイッターをコンサルしてもらいました!


『ブランド人になれ!』著者の田端信太郎さん(左)と担当編集の箕輪厚介さん(右)

ダメ出しを受けるのはこの3人!


左:宮内(@haribo1126)=フォロワー785人。お酒とファッションとエモいことをつぶやく

中央:葛上(@s1greg0k0t1)=フォロワー795人。IT業界の動向や、アート方面のつぶやきが多め

右:福田(@fkd1111)=フォロワー181人。2月からツイッターを始めるも、何をつぶやいていいのかわからず、記事の宣伝しかしていない

1人目:宮内「“ビールが好き”だけじゃ情報の解像度が低い!」



宮内:
ど、どうでしょうか…

田端さん:
宮内さんはね、まずプロフィール情報の“解像度”が低すぎ。ぼや〜っとしてる。

「ビールと銭湯が好き」とか普通じゃん。全然ダメだよ!

宮内:
いきなりバッサリ…

田端さん:
例えばですけど、ビールの何が好きなの?

宮内:
クラフトビールのIPA(インディアン・ペール・エール)です。

箕輪さん:
じゃあ、「ビールおごってくれる男性募集中」ぐらい書こうよ。

IPAをおごってくれる男性なら、どんなブサイクでもOKです!」ってのはどう?

宮内:
い、いやです…

田端さん:
それだったら、「クラフトビール党 党首」ぐらい書いたほうがいいよ!

そしたら、それを見た人は「党首ってどういうことだ? 公約とかあるのかな?」って気になってくるでしょ。

宮内:
いや、でも私なんかが“党首”を名乗っていいんですかね。意味わかんなくないですか?

箕輪さん:
それは結局、自分でその肩書きが「嘘だ」と思っちゃってるからでしょ

ぶっちゃけそこまでビールに偏愛を捧げてるわけじゃないんだよ。

田端さん:
解像度が低いっていうのはそういうこと。ただ普通に「好き」って書いてあっても、人間のキャッチフレーズにはならないんだよ。


「ツイッターは代筆できないんだから、自分を出すべき」

田端さん:
ツイートも同じで、情報の解像度が全然足りないよ。例えばこれ…

田端さん:
何これ?

宮内:
これは…編集者として、街を歩いてて思ったことを“気づき”として投稿したつもりでした。

箕輪さん:
なんで写真を撮らないの!?

俺だったら、このツイートを思いついたとき、まだ家に帰って30分以内だったら、そのピンクの看板まで戻って写真撮るよ

宮内:
さすがにそこまで考えてなかったです…

箕輪さん:
そこが違うんだよね。俺や田端さんは、「バズらせること」「拍手を浴びること」に貪欲なんだよ

昔、インドで監禁されたことがあって、本当に殺されるかと思ったことがあるんだけど、何とか脱出したとき、ホテルに戻るより先にインターネットカフェに駆け込んで、ミクシィの日記に書いたの。

そしたら、コメントがめちゃくちゃきて、アドレナリンがドバドバ出たんだよね! 俺の原点はそこ。


箕輪さんは副業としてSNSコンサルもやっていて、料金は1時間50万円だそうです

2人目:葛上「君みたいな人ってほかにもいるじゃん」



田端さん:
SFC→サイバーエージェント? そんなやつ死ぬほどいるだろ

葛上:
うっ…結構細かく書いてあると思うんですけど…

箕輪さん:
何か好きなものはないの?人生を変えられたものとか。

葛上:
それで言うと、ゲームが好きですね。人生を変えられた作品の1つに『Ever17』って作品があります。

田端さん:
そういうことを書きなよ! 

自分にしか当てはまらないような固有名詞
がないと、AIが作っているアカウントと一緒でしょう? 

これでプロフィール画像がタマゴだったら、完全にスパムだよ


ひっどい…

箕輪さん:
プロフィール見てて思ったけど、もっと狂わないとダメだね

「ほかの人と一緒」ってラベル付けされた時点で、その他大勢に飲み込まれてる。君みたいな人ってすでにいるじゃん。個として、オンリーワンにならないと。

葛上:
確かにそうですね…

でも、今はまだ狂えるものがないんですよ。

箕輪さん:
1回何かを極限まで突き詰めてみたほうがいいよ

極限までハマった経験をすると、好奇心の毛穴が開くんだよね。その経験はほかにも絶対ほかの経験にも生きるよ。

田端さん:
俺、以前はPerfumeにめちゃくちゃハマってたんだけど、今モーニング娘。’18にどハマりしてるのね。

それって、1回アイドルに深くハマった経験があったからこそ、別のアイドルにもハマりやすくなってるんだよ

箕輪さん:
超一流の経営者とかアスリート同士って、初対面でもすぐ意気投合するんだけど、それって一度何かに深くハマった人同士、通じるものがあるからなんだよね。

部活で日本一になったことがある人って、仕事でも「一番」みたいな結果を出せるじゃん。

田端さん:
君はアートが好きなんだっけ?

じゃあ貯金を全額ツッコんで、それについてツイートしてください! 以上

葛上:
(貯金全額…!)

3人目:福田「社会の暗黙のルールを壊して、支持を得るべき!」



福田:
最後はボクになるんですが…

箕輪さん:
君はスケベそうな顔してるな!


ええ…

田端さん:
確かに! 君のプロフィールも面白くないから、「茨城出身の超どスケベ編集者」にしよう! 

昼休みもデリヘル嬢を呼びます」くらいぶっ飛んだことしてツイートしたらいいんじゃないかな。

福田:
そんなムチャクチャな…

箕輪さん:
ふざけてると思うでしょ? でも、本気でやったほうがいいと思うよ

デリヘルって、実際午前も昼も呼ばれてるんだけど、当事者は誰も「昼にデリヘル呼んでます」って言わないじゃん?

それは言っちゃいけないっていう「社会の暗黙のルール」みたいなのがあるからで、そういうものを取っ払える人にフォロワーがつくんだよ。

支持”って、反社会的なことを公言したときに「実は俺も同じことを思ってたよ!」っていう人たちからの声だからね。

福田:
なるほど…。でも、さすがに昼休みに呼ぶのは無理です。

箕輪さん:
じゃあほかに、「本当はやりたいんだけど、社会的に認められてないこと」ってない?

法的には別にOKだけど、社会的にNGってことのなかで、自分がやりたくてしょうがないことってあるでしょ?

福田:
うーん…

箕輪さん:
明日から自由! 何をやってもいいよ!」って言われたら?

福田:
それなら、海外に行きたいな〜って…

箕輪さん:
そんなのただの旅行だろうが!! 有給消化じゃん!!

もっと何かやりたいことないの?

福田:
パッとは思いつかないです…

箕輪さん:
それが出てこないうちは、ツイッターのフォロワーなんて増えるわけないだろ!バン!


2人とも酒飲んでるし…コワい…

田端さん:
フォロワーがうらやましいって思うことをやらないと。

こいつは俺にできないことをやっている。せめてフォローして、その気分だけでも味わおう」ってことで、フォロワーが増えるんだから。

箕輪さん:
そもそも「自分が何者か」ってことがわかってないでしょ?そんな人にフォロワーなんてつかないよ!

「自分とは何者か」っていうことを知るための問いが、「法律違反しない範囲なら、なんでもやっていいけど何やりたい?」って質問なの。

それすら答えられない人が「ブランド人」になりたいなんてちゃんちゃらおかしいわ!!

福田:
はい…

田端さん:
俺の場合は、「サラリーマンなのに、SNSで炎上してもクビにならない」っていうフロンティアを切り開いている。だから、その行動にフォロワーが付いているんだよ。

箕輪さん:
人は、没入している人や成長している人に熱狂を感じやすいからね。

俺だって、「なんで編集者なのに、水道橋博士と戦わないといけないの?」って思ったもん。でも、戦うために毎日トレーニングしたわけよ。

それに何の意味があるのかはわからない。でも、「やる」って言ったからやるんだよ!!


箕輪さんは8月4日に「HATASHIAI」というイベントで、水道橋博士と格闘技で戦いました

箕輪さん:
フォロワーっていうのは観衆だからさ、それを見て「イエーイ!!!」って喜ぶのよ。

自分のオンラインサロンのやつらが「煽りVTR作ります」とか、「本の発売に合わせて宣伝しましょう」とか、自然と周りに人が付いてくるの。

それって、身を切って「この人は本気のバカだな」って思われることができるからでしょ?

福田:
そうだと思います。

田端さん:
じゃあせめて、今なんかやってみて

福田:
えっ、今!?

箕輪さん:
行動で示さないと意味がないからね。

じゃあ…上裸になって『ブランド人になれ!』の田端さんのポーズでジャンプしてみな

狂ってみたほうがいいよ。

福田:
マジっすか…

箕輪さん:
こういうのは、やらない理由はいくらでもあるけど、やることに価値があるんだよ

田端さん:
じゃあ、やり方教えてあげる。


こうだ!

福田:
すげえ跳躍力…。やってみます…


お目汚し、失礼いたします!

箕輪さん:
いいねそれツイートしな!! そういうことをやれば、フォロワー増えるから

福田:
…はい!

2リツイート&3フォロワー獲得できました!

「ブランド人」はあくまで手段。自分のブランドを持って何を成すかが本質

田端さん:
結局、君たちはなんで「ブランド人」になりたいの

葛上:
それはこれからの時代、会社に依存していたらダメだと思って…

だからツイッターのフォロワーも増やさないといけないかもって。

箕輪さん:
『ブランド人になれ!』のなかに書いてある「フォロワー1000人を超えない人間は終わっている」って話で誤解を生んだかもしれないけど、フォロワー1000人を超えることを目的にしてもしょうがないからね

福田:
そうだったんですか!?

田端さん:
切実に何かを突き詰めていったらフォロワー1000人は超えるよねって話。

さらに極論を言えば、「ブランド人になること」も目標にしてちゃダメなんだよ

箕輪さん:
あの本で伝えたいことは、自分の熱狂に対してまっすぐに進めってこと。

『お金2.0』の佐藤航陽さんとか、キングコングの西野亮廣さんとかって自分のルールがあるの。超わがままだけど、その美学を貫いてて、それを悪く言うやつは好きに言ってろよっていうスタンス。

そういう人を「ブランド人」って言うんだよ。

田端さん:
堀江(貴文)さんも自分のルールで生きてるよね。

箕輪さん:
そう! 前に「NewsPicks晩餐会」っていう、前田裕二や落合陽一、小泉進次郎とか「これからの日本を背負う30人の若手」が、いいワインを飲みながら、ピアノとか聴く会があったの。

そのときはさすがに俺もスーツ買って、髪を黒染めして行ったんだけど、二次会でホリエモンと合流したら、いきなりネクタイ引っ張られて「てめえダサい格好してんじゃねえよ!!」ってキレられたんだよね。

福田:
なんでですか…?

田端さん:
他人のルールに従ってるんじゃねえってことだよね。

箕輪さん:
そういうこと。

「晩餐会だよ!? 小泉進次郎も来てるから!!」って言ったら、「進次郎なんてその辺に歩いてるだろ!」ってドヤされたの。

お前の好きなように生きろよバカ野郎!!」ってことだよね。それが「ブランド人」の生き方なわけ。

だから、自分にしかできないことに熱狂できる生き方を知ってほしいよね。

ツイッターのダメ出しをされるだけかと思いきや、生き方そのものを考えさせられる取材になってしまいました。

引く手あまたなブランド人になりたい!」と思っている方は、まず今の生き方・働き方に熱狂できているかを見つめ直したほうがよさそうです。

僕も「自分がやりたくてしょうがないこと」を見つけなくては。

自分は何をして生きていきたいんだろう…。


このあと、考えすぎて本気でヘコみました

〈取材・文=福田啄也(@fkd1111)/取材協力=葛上洋平(@s1greg0k0t1)・宮内麻希(@haribo1126)/撮影=天野俊吉(@amanop)〉

田端さん話題の新刊はこちら!

箕輪さん初の書籍も出ます!


NewsPicks Book編集長 箕輪厚介の初の著書が8月28日に発売。ベストセラーを連発し、わずか1年で合計100万部突破! 天才編集者の革命的仕事術がここに明かされる。

【4日連続公開】特集「はじめての転職 サバイバル」

明日公開する第3回の記事では、発売わずか1.5カ月で8万部を突破した『転職の思考法』の著者、北野唯我さんにインタビュー。

テーマは、「やりたいことがない人のための転職入門」。自分のキャリアがクリアにならずに悩むR25世代は必見です。