長年、教職という安定した職業に身を置いてきた人が退職という大きなステージの変化を迎えた際、現役時代には見えていなかったリスクが露呈することも。ある元教員のケースから、現代の高齢者が直面する家計管理の死角を考えます。「自由」という時間の増加が招いた支出の増大68歳の佐々木健治さん(仮名)は、35年間、公立中学校の数学教師として勤務しました。60歳での定年後、5年間の再任用を経て65歳で完全に退職しました。退