『この父ありて娘たちの歳月』(梯 久美子) 「自分の感受性くらい」や「倚りかからず」などの詩で知られる茨木のり子さん。現代詩の長女と呼ばれる彼女の創作の原点には、苛烈な戦争体験と父の存在がありました。 軍国少女だったにもかかわらず、その後、戦時下の日本人の精神を「蛆虫の共感」と切って捨てた理由とは――。 女性の物書きとその父との関係に焦点を当てた、梯久美子さんのノンフィクション『こ