かんぽ生命の保有契約件数は1997年3月末に8432万件とピークをつけ、2013年3月末には3681万件まで落ち込んでいる。利回りが下がり、独自の商品特性が乏しいかんぽにとって、規模の縮小は当然の帰結だった。だが、2007年に株式会社となり、2015年には東証一部に上場を果たしたことで、利益を追求するという目標の優先度が上がってくる。日本郵便が国会で示したデータによると、かんぽ生命の販売目標は民営化翌年の2008年度から