「マイナビ 2026年3月度アルバイト・パート平均時給レポート」を発表

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株式会社マイナビ


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、「2026年3月度アルバイト・パート平均時給レポート」を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』(https://baito.mynavi.jp/)に掲載された求人広告データを集計したものです。



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【TOPICS】


◆2026年3月の平均時給は1,296円で、前月からほぼ横ばい。GWの繁忙期を前に[飲食・フード]では、過去最高額を更新【図1、2、3、4】


◆転入超過が続く「関西」の平均時給は1,304円。前月から14円増、前年同月から43円増【図5】


◆三大都市圏の平均時給は1,334円で5カ月ぶりに増加。新生活に伴う歓送迎会やGW時期に向け[レジャー・アミューズメント(1,297円)]が最高額を維持【図6、7】


◆【今月のTOPIC】平均時給が都道府県で唯一1,400円超の「東京都」に注目。東京23区の平均時給は1,444円で、23区外との差は50円【図8、9】


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【調査概要】


◆2026年3月の平均時給は1,296円で、前月からほぼ横ばい。GWの繁忙期を前に[飲食・フード]では、過去最高額を更新


2026年3月の全国平均時給は1,296円(前月比:2円減、前年同月比:29円増)となり、前月からほぼ横ばいで推移している。


一方、GWの繁忙期を前に[飲食・フード]は1,210円(前月比:2円増、前年同月比:48円増)で過去最高額を更新した。同職種は2025年8月から8カ月連続で増加しており、求人倍率も前月比1.12倍となっている。慢性的な人手不足に加え、最低賃金の引き上げや、学生・主婦など春先から労働市場に参入する層の確保を見据えた採用対応を背景に、募集時給を引き上げる動きが継続していると考えられる。


そのほか、前月比は全16職種のうち7職種が増加、8職種が減少、1職種が横ばいとなった。また、前年同月比は13職種が増加、3職種が減少しており、短期的には調整局面にあるものの、前年と比べると賃金水準が底上げされている職種が多いことがうかがえる。【図1、2、3、4】


【図1】




【図2】




【図3】




【図4】




◆転入超過が続く「関西」の平均時給は1,304円。前月から14円増、前年同月から43円増


エリア別平均時給では、「関西」が1,304円となり、前月(1,290円)から14円増加し、エリア別では前月比で唯一の増加となった。


「関西」は直近の人口動態をみると転入超過が続いており※1、人口流入の増加によってサービス需要が拡大しているため、人手需要の高まりが、平均時給の押し上げ要因の一つとなっている可能性がある。また、同エリアでは、大規模な観光・集客を伴う統合型リゾートの開発計画が進められていることから、今後の推移も注視していきたい。【図5】


【図5】




◆三大都市圏の平均時給は1,334円で5カ月ぶりに増加。新生活に伴う歓送迎会やGW時期に向け[レジャー・アミューズメント(1,297円)]が最高額を維持


三大都市圏※2の平均時給は1,334円となり、前月比で1円増加し、5カ月ぶりに増加へと転じた。


職種(大分類)別にみると、[飲食・フード]は1,245円(前月比:3円増、前年同月比:46円増)となり、過去最高額を更新した。また、カラオケなどを含む[レジャー・アミューズメント]が1,297円で前月から横ばいとなったものの、前年同月比では29円増加で過去最高額を維持している。


4月は春休みや新生活に伴う歓送迎会、花見関連の需要増加に加え、5月のゴールデンウィークを見据えた採用強化の動きがみられる時期であり、繁忙期や人材確保を目的とした時給の引き上げが行われた可能性が考えられる。


そのほか、前月比は全16職種のうち6職種が増加、8職種が減少、2職種が横ばい。前年同月比は13職種が増加、3職種が減少となった。【図6、7】


※2:日本の三大都市(東京・名古屋・大阪)が位置する首都圏・東海・関西の総称


【図6】




【図7】




◆【今月のTOPIC】平均時給が都道府県で唯一1,400円超の「東京都」に注目。東京23区の平均時給は1,444円で、23区外との差は50円


平均時給が都道府県別で唯一1,400円を超えている「東京都」に注目した。


「東京都」の平均時給は1,432円となり、内訳をみると、東京23区は1,444円、23区外は1,394円と、地域間で差がみられた。


東京23区では「港区」が1,489円で最も高く、次いで「文京区(1,484円)」「千代田区(1,479円)」だった。さらに、23区外では「多摩市」が1,436円で最も高く、「羽村市(1,435円)」「東村山市(1,418円)」が続いた。


都道府県別で最低賃金が最も高い「東京都」においても、23区と23区外では50円の差があり、「東京都」内においても地域間の賃金格差が存在していることがうかがえる。【図8、9】


【図8】




【図9】




【調査担当者コメント】



2026年3月の平均時給は、前年同月比では上昇を維持しているものの、前月からはほぼ横ばいで推移しました。


その一方で、[飲食・フード]では、8カ月連続で平均時給が上昇し、過去最高額を更新しています。春の新生活に際し、新たにアルバイト探しを始める層が増える時期でもあることから、採用を積極化する動きがみられ、こうした動きが時給にも反映された可能性が考えられます。


また、[医療・介護・保育]では、平均時給が1,500円を超える結果となりました。2026年6月には医療報酬改定の施行※3が予定されており、2026年は賃上げや物価高対策の一環として、特定の診療行為や検査、治療に関する点数の引き上げが見込まれています。こうした環境の変化が、今後の平均時給や求人件数にどのような影響を与えていくのか、引き続き注視していきます。


※3:厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67942.html)」


          キャリアリサーチラボ 研究員 嘉嶋麻友美





『2026年3月度 アルバイト・パート平均時給レポート』


【調査期間】 2026年3月1日(日)~2026年3月31日(火)


【集計対象データ】 該当月に、弊社アルバイト情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人情報から、


下記除外対象データを除き集計。


※除外対象:給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外


【集計対象エリア】 全国47都道府県


関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県


関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県


東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県


北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県


甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県


中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県


九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県


【調査機関】 自社調べ


※調査結果の詳細はこちら


(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260414_109714/)