[3.10 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 ポルト4-0バーゼル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は10日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行った。FW柿谷曜一朗の所属するバーゼル(スイス)は敵地でポルト(ポルトガル)に0-4で敗れ、2試合合計でも1-5となり、欧州CL敗退が決定した。一方、ポルトは6シーズンぶりの準々決勝進出となった。なお、ベンチスタートの柿谷は後半18分から途中出場したが得点に絡むことはできなかった。

 序盤から主導権を握ったのは第1戦でアウェーゴールを奪い、直近の公式戦8試合で7勝と好調のポルトだった。チーム得点王で主将のFWジャクソン・マルティネスを負傷で欠いたが、高い位置からのプレッシングで試合を優位に進める。すると、前半14分にFWクリスティアン・テージョがペナルティアーク内で倒され、絶好の位置でFKを獲得。これをMFヤシン・ブラヒミが蹴り、壁の上を超えてゴール右に突き刺した。

 先制に成功したポルトだったが、前半20分にアクシデント発生。DFの裏に出されたボールにGKファビアーノが飛び出してヘッドでクリアするが、DFダニーロと接触し、ダニーロが倒れ込む。ピッチには救急車も入り、頭をしっかり固定された形で担架で外に運び出され、負傷交代を余儀なくされた。それでもポルトは、同33分に遠い位置からFWビンセント・アブバカルが右足シュートを放つなど、果敢にゴールに迫った。

 一方のバーゼルは両ワイドのFWシュケルツェン・ガシとFWデルリス・ゴンサレスが警告を受けるなどなかなかシュートまで持ち込むことができない。前半44分にサイドチェンジからMFルカ・ズッフィがGKとDFの間にクロスを入れるも、FWマルコ・シュトレラーにわずかに合わず、ガシが相手DFのクリアボールを左足ダイレクトで狙ったが、ゴール右に外れ、前半を0-1で終えた。

 ポルトは後半立ち上がりから攻勢に出ると、同2分、ブラヒミのパスを受けたMFエクトル・エレーラが左から切れ込んでシュートコースを作り、右足一閃。GKトマーシュ・バツリークも反応したが弾き出すに至らず、2-0。さらに同11分には遠い位置だったが、DFカゼミーロが強烈なFKを直接ゴールネットに突き刺し、3-0と一気にリードを広げた。

 3失点と準々決勝進出が難しくなったバーゼルは後半13分にFWブレール・エンボロを投入し、攻撃の人数を増やす。同15分、ガシの左クロスからMFルカ・ズッフィがフリーで左足で合わせたが、GKファビアーノに防がれ、チャンスを逃した。バーゼルは同18分にも柿谷を入れて、1点を狙いに行った。 トップ下に入った柿谷は果敢にドリブルで仕掛けるが周りと連携が取れず、なかなかチャンスを作れない。すると、後半31分にFWビンセント・アブバカルに追加点を決まられ、0-4。同43分にはMFモハメド・エルネニーが右足ミドルを放ち、柿谷も詰めたが最後までゴールが遠く、そのまま0-4で試合終了。バーゼルは初のベスト8進出とはならなかった。