左から、三宅久之、阿川佐和子、ビートたけし、大竹まこと/「ビートたけしのTVタックル」会見
 タレントのビートたけしが11日、東京・六本木のテレビ朝日で、同局の政治情報バラエティ番組「ビートたけしのTVタックル」の放送20周年を記念し、阿川佐和子、大竹まこと、三宅久之、江口ともみ、田嶋陽子らと会見を行った。

 1989年7月3日の放送開始以来、政治、経済、社会問題など、現代の日本が抱えるあらゆる不条理に、ユーモアを交えながら鋭く切り込んできた。たけしは、番組が長く続いた秘けつについて、「会社(テレビ朝日)の体質ですよ。低視聴率に良く耐えたという。TBS、フジテレビには、そういうことはないと思います」と笑わせた。

 前日の夜、自民党から衆院選への出馬要請を受けている宮崎県の東国原英夫知事と会食。その会話の内容について質問が及ぶと、「(東国原知事と)会ったときに三軒目なんですよ。かなりワインを飲んでしまって、出てきたときにいろんなことをしゃべってるんですけど、記憶がないんですよ」と前置きしながら、「謝って、宮崎に帰れ。早く謝れ、とにかく謝れ。逆風どころじゃないぞ、全部頭の毛が無くなるぞ」と忠告したことを明かした。それに対し、東国原知事は「考えさせてもらいます」と答えたという。

 また、レギュラーパネリストの大竹まことは、これまでの放送を振り返り、「何かで、セックスのときに顔を舐めるか舐めないかという話になり、セックスの時に顔を舐める人は?と言ったときに、野坂昭如さんと舛添要一さんが、二人で手を挙げていたのが一番印象的でした」と笑わせた。

 たけしらには、同局から、番組スタートの1989年もののワイン、シャトー・ラ・トゥールが贈られた。

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「ビートたけしのTVタックル」 - 公式サイト
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