[6.6 J1百年構想リーグプレーオフラウンド(15-16位決定戦)第2戦 柏 0-1 京都 三協F柏]

 飛躍のシーズンを送った。京都サンガF.C.の下部組織からトップチームに昇格したMF尹星俊は、J1百年構想リーグWESTグループ第3節・福岡戦に先発してプロデビュー。以降の全試合とプレーオフラウンドの2試合まで、18試合連続でスタメンを飾った。

 柏とのプレーオフラウンド第2戦、京都は3-4-2-1へと布陣を変えて、尹は中盤の底にMFジョアン・ペドロと並んだ。柏のビルドアップに対して高い位置からプレッシャーをかけた京都は、柏の武器であるパスサッカーの自由を奪った。

「前の3人がボールに強く行ってくれるおかげで僕たちも上手くはめられたし、相手も蹴るだけだったので、ディフェンスラインもファーストボール、セカンドボールをつなげてくれたり、僕たちも拾いやすい距離感だったので、フォーメーションを変えたからっていうよりかは、距離感よく自分たちがボールを奪いにいけたからこそ良かったからかなと思います」

 柏のボランチをケアしていた尹は、守備だけでなく攻撃でも貢献。パスをさばいては高い位置に顔を出して厚みのある攻撃の一翼を担った。

「前が行ってくれている分、中盤だったり後ろがついていかないと無駄走りになっちゃいますし、レイソルは上手いので隙を与えたら崩される。ツーボラだったので、ワンアンカーよりは出やすかったのかなと思います」

 柏を押し込み、終始優勢に試合を進めていた京都は、ジョアン・ペドロの決勝点で1-0で勝利した。しかし、第1戦で負った4点のビハインドをひっくり返すことはできず、2戦合計3-6で敗れた。

「早い時間に取って、スタジアムの空気を変えて、追加点、追加点、追加点で、クリーンシートで、っていうところは目指してたんですけど、チャンスもいっぱいあった中で、決められるシーンもたくさんありましたし、僕ももっと前に入って、点に絡めるような選手になっていかないとダメだなって思いました」

 半年限りの特別なシーズンを終えて、尹は「たくさん出してもらいましたし、成長できた半年だったんですけど、全然満足しない」と言い、自身の課題とも向き合う。

「リスク管理だったり、前に刺すボールだったり、上手い選手は安定していて。ボール奪取もできますし。今のサッカーの中盤の人は点にも絡める選手がたくさんいるので、そういうところと比較した時に、まだまだまだまだ足りないところが多いので、これからもっともっと成長していきたい」

 2か月後にはじまる新シーズンへ、19歳の新星は活躍を誓った。

(取材・文 奥山典幸)