後悔しかない…住んで気づいた、新築「快適な床」の“まさかの落とし穴”3つ。改善のための工夫も
3年前にハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てたライターは、「家の中では素足で過ごしたい」という思いで、やわらかくてさらさらした質感のフローリングを選択したそう。しかし、実際に住んでみたら、「まさかのデメリット」に気づいたといいます。今回、ライターが実感したフローリング選びの注意点と、対策のためにやったことについて、詳しく語ります。

誤算1:子どもの投げるオモチャで床がへこむ
わが家では、子どもが自由に遊べる場所や、客室代わり、家事部屋などに使える多目的ルームとして、リビングの横に和室をつくりました。ここは遊びや運動などさまざまな使い方をしています。
1歳、7歳、10歳の息子たちとの生活のなかでは、和室からリビングに向けて、ブロックなどのオモチャが飛び交うことも日常茶飯事。和室から飛んでくるオモチャの当たり具合によっては、床に小さな凹みがいくつもできてしまいます。
放置しても床材に不具合が生じるようなものではありませんが、裸足だとやはり引っかかりなどの違和感があります。室内では素足で過ごしたい筆者には、この小さな傷でもストレスに…。
そこで、業者に傷の補修に来てもらったところ、「もし傷が深いと床材に水分が入り込んで床の劣化や腐食の原因になりますよ。早めに補修した方がいい」と言われてしまいました。
誤算2:お掃除ロボットが通る際の「わずかな衝撃」で傷に

気づけば、ほかの箇所でも傷んだ部分がありました。平面図のオレンジ色で囲んだあたりが主なものです。
まず、1つ目は和室の畳とリビングのフローリングの間に張った床板です。一般的には「板床」といい、フローリングと畳の段差をつなぐために張られたりします。この板床のフローリングと接した部分にはわずかな段差があるため、お掃除ロボットが通るたびにこすれてしまい、ところどころ表面が削れてしまうことに。
こんなこともあるんですね…。初めての家づくりということもあり、こんな場所の段差や床材の材質までは、考えがとてもおよびませんでした。
誤算3:家具の移動で簡単に傷がつく

2つ目は、リビングに置いたソファ周辺です。
このあたりには、床に傷がつかないようラグを敷いてしました。しかし、疲れたときはドンッと勢いよくソファに座ったり、倒れ込んだりすることも。また、子どもたちがソファに飛び乗ったり、その上で跳ねたりして、それにより少しずつ動いたソファはラグからはみ出し、フローリングに細かい線状の傷をつけてしまっていました。
これは、ラグと床の間に滑り止めを入れておくことで予防できたかもしれません。
また、普段は動かさないけど、1人で持ち上げて掃除ができる程度のものや、模様替えで簡単に動かせそうな家具にも注意が必要です。
筆者の場合、掃除をしようと動かした子どもの衣装棚をうっかり引きずってしまい、すき間に入っていた砂のようなもので床を削ってしまいました。中身を全部出してしっかり持ち上げればよかったのですが…。
やわらかいフローリングで注意すべきこと2つ
このように、ちょっとした衝撃で傷が入りやすいフローリングを選んでしまったことで、住み始めて半年も経たないうちにわが家のフローリングは傷だらけになってしまいました。
生活している上で多少の傷は致し方ないにせよ、これ以上、ムダに傷を増やさないために、現在筆者が気をつけていることや床の保護のためにやってみた対策について紹介します。
●注意点1:オモチャのとがった部分には要注意

また、キッチン前にある飾り棚には、人形や子どもがつくったブロック玩具の作品が置かれていました(現在は1歳の三男が口に入れるため、片付けています)。
子どもがそのままそこで遊び、ブロック玩具が落下して、ちょうどそのとがった部分で床をえぐりました。腰より高い位置にある収納は、ものが落ちると床にけっこうな衝撃を与えます。硬いもの、とがった部分のあるものを置く場合は注意が必要です。
●注意点2:コンセントのある場所ではものを落としがち

洗面所などコンセントが設置されている場所も要注意です。プラグとコンセントの抜き差しのときに、手が当たって周囲の棚などにあるものを落としてしまいがち。筆者の場合は飾り棚の時計を落としてしまいました。
また、洗面台でドライヤーを使っていたときに片付けようとしてプラグの先端から床に落としてしまったこともあります。その衝撃で床をえぐってしまって以来、洗面台にはマットを敷いています。
傷や汚れに対する強さも考慮すべきだった

キッチンも床が傷つきやすい場所です。スプーンやフォーク、包丁などキッチンには鋭利なものが複数あります。
わが家ではキッチンにはマットを敷いていますが、それでもものをよく落として、ひやっとししています。
以上のように傷のできやすい場所をあげていくと、普段から長時間居座る場所や、ものが多い場所、動かす可能性のある家具が置いてある場所でとくに傷が多いようです。
新築前に住んでいた賃貸住宅では、スマホを落としたり、子どもがオモチャを投げたりして床は傷だらけでした…。
そこで、新築にあたっては、その対策で床を保護するフロアコーティングも採用したのですが、やはりものが落ちたり、家具を引きずったりすると、どうしても傷がついてしまいます。「傷に強い!」が売り文句だったのですが…。
一生懸命に選んだお気に入りの床材に傷がついてしまうとストレスのもとにもなりかねません。無邪気に遊んでいるだけの子どもたちをしかるのも、しんどいものです。
傷の発生しそうな場所には、落下の衝撃を防ぐマットを敷いたり、そもそも落ちるものを置かないなどの対策をしておくと、床を守るのに有効です。
床は家族の生活を支える、身近な建材です。仕様決めの際には、見た目や質感とともに、汚れや傷に対する耐性も含めて配慮したうえで、摩擦や落下の恐れのあるリビングは硬い素材のもの、素足で歩く寝室は柔らかい素材のもの、と床材を使い分けるのもいいかもしれません。
